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年の離れた妹
第6章 同棲
「ごめん、えっちゃん!飲もう」
僕は妹の持っていたボトルを取ると、床に置いたグラスに注いだ。なみなみと注いだワインを持つと、僕は一気に飲んだ。妹は空になったグラスに自分のグラスを当て、乾杯と小さく叫んだ。そして同じように、ワインを一気に飲み干した。僕たちは空になったグラスを置くと、身体を寄せ合った。お互いの体温を感じ、身体が熱くなった。

僕たちは結局、ワインを全部開けていた。妹は顔を真っ赤にして、暑いと呟いた。僕はそろそろ休むため暖房を消すと、飲んだ跡を片づけた。気が付くと妹は布団にもたれ、眠っていた。最初の夏の夜がデジャブのように甦った。僕は妹を抱えベッドに寝かせると、台所を片づけた。僕は部屋の照明を消し、ベッドに入った。妹は僕の手を取ると、兄ちゃん…と小さく呟いた。僕は抱きしめようとした瞬間、妹の寝息が聞こえた。僕は妹の頭を撫でてやると、そのまま眠りに落ちた。

はっと目が覚めると、まだ真夜中だった。僕は妹に背中を向けて眠っていた。そして恵津子は、僕の背中にぴったり身体をくっつけていた。僕は背中から、恵津子の体温と寝息を感じていた。スマホを見るとまだ1時過ぎだった。寝入ってから、まだ2時間程度しか経っていなかった。僕は飲酒の影響で尿意を催し、ベッドを下りてトイレに行った。静かに戻ってきたつもりだったが、ベッドに入ると妹は起きていた。

「兄ちゃん、おしっこ?」
「うん…飲みすぎたかも」
「もう、お父さんみたい」
妹は小さく笑った。その瞬間、寒さで僕の身体に震えが走った。

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