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年の離れた妹
第1章 帰省

しかし妹の辛そうな表情を見ると、僕はなんとか平静を取り戻した。小さな頃のえっちゃんは、いつも僕を頼りにしていた。そしてその時も、恵津子は僕を信頼して身を預けていた。
「えっちゃん、じゃあ頭をこっち」
まだ多少苦しそうな様子を見て、僕は妹に頭を浴槽の方に向けるよう促した。妹は風呂椅子に座わり横を向くと、浴槽の縁に両腕を置きその上に顔をのせた。
「これでいい?」
理髪店で髪を洗うときのように、妹は前屈みになり浴槽を覗きこむ姿勢になった。僕が背中にあった長い髪をすべて浴槽に落とし入れると、恵津子の白い背中が露になった。浴槽に身体を預け、まっすぐに伸ばした背中からお尻に繋がるラインは、まばゆい美しさがあった。小さな頃から白い美しい肌をしていた恵津子は、そのまま大きくなっていた。
「じゃ、流すぞ」
シャワーを捻り適温にすると、妹に声をかけた。妹は少し頭を下げると、はいと小さな声で返事をした。僕は立ったまま、妹の頭にシャワーをかけてあげた。そして長い髪を一通り流すと、シャンプーするかと妹に訊いた。コクンと小さく、恵津子の頭が動いた。
「自分でできる?」
「兄ちゃん、やって」
「はあ?」
僕が呆れた声を漏らすと、恵津子は口元で笑っていた。その姿に僕はほっとしていた。シャワーを止めるとシャンプーを手に取り、僕は中腰になった。同じ目線になり、うつ伏せのままの妹の髪を洗い始めた。その時、僕たち兄妹は少しずつ子供の頃に戻っていた。
「兄ちゃん、シャンプー上手くなったね」
「なに急に?」
「小さい頃、もっとガシガシされた」
「えっちゃん、シャンプー嫌いだったな」
「そんなことない!」
「いや、嫌いだったよ!」
たわいないことを話しながら、シャンプーを続けていた。しかし僕の目の前で、恵津子の白い大きな乳房が、先端の小さな紅い突起と一緒に揺れていた。恵津子は子供ではなく、立派な女性になっていた。幼い頃の会話をすることで、僕は辛うじて平常心を保っていた。
「えっちゃん、じゃあ頭をこっち」
まだ多少苦しそうな様子を見て、僕は妹に頭を浴槽の方に向けるよう促した。妹は風呂椅子に座わり横を向くと、浴槽の縁に両腕を置きその上に顔をのせた。
「これでいい?」
理髪店で髪を洗うときのように、妹は前屈みになり浴槽を覗きこむ姿勢になった。僕が背中にあった長い髪をすべて浴槽に落とし入れると、恵津子の白い背中が露になった。浴槽に身体を預け、まっすぐに伸ばした背中からお尻に繋がるラインは、まばゆい美しさがあった。小さな頃から白い美しい肌をしていた恵津子は、そのまま大きくなっていた。
「じゃ、流すぞ」
シャワーを捻り適温にすると、妹に声をかけた。妹は少し頭を下げると、はいと小さな声で返事をした。僕は立ったまま、妹の頭にシャワーをかけてあげた。そして長い髪を一通り流すと、シャンプーするかと妹に訊いた。コクンと小さく、恵津子の頭が動いた。
「自分でできる?」
「兄ちゃん、やって」
「はあ?」
僕が呆れた声を漏らすと、恵津子は口元で笑っていた。その姿に僕はほっとしていた。シャワーを止めるとシャンプーを手に取り、僕は中腰になった。同じ目線になり、うつ伏せのままの妹の髪を洗い始めた。その時、僕たち兄妹は少しずつ子供の頃に戻っていた。
「兄ちゃん、シャンプー上手くなったね」
「なに急に?」
「小さい頃、もっとガシガシされた」
「えっちゃん、シャンプー嫌いだったな」
「そんなことない!」
「いや、嫌いだったよ!」
たわいないことを話しながら、シャンプーを続けていた。しかし僕の目の前で、恵津子の白い大きな乳房が、先端の小さな紅い突起と一緒に揺れていた。恵津子は子供ではなく、立派な女性になっていた。幼い頃の会話をすることで、僕は辛うじて平常心を保っていた。

