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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第3章 女中 千勢(ちせ)

「これは、股下のある普通のズロースと違って、お股の線や太腿が露(あら)わになるので、恥ずかしゅうございます。」 と言いながら、千勢は腰を落とし気味にして、内股でモジモジした。千勢が自分で言った通り、ショーツの股の部分が恥丘の形に膨らみ、濃い目の陰毛が白生地に淡く透けている。さらに、ストッキングは、履いてみると編み目が伸びて細かい網状になり、白い脚を妖艶に見せた。
下着を整え終わった千勢を見て、富田は、にわかに男根に脈動を感じたが、それを顔には出さずに、メイド服を着るように促(うなが)した。メイド服は、長袖ロング丈のワンピースで、上半身が前ボタンになっている。黒に近いダークグレーのウール地で、襟と袖口に白いコットン地の幅広カラーが付き、胸前から膝上までを、白いエプロンが覆った。千勢は、エプロンの紐を腰の後ろで結ぶと、楽しそうに富田の前で体をクルリと回して見せた。両耳の後ろの三つ編みのお下げ髪と、メイド服の裾が、フワリと浮いた。

