この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第3章 女中 千勢(ちせ)

 千勢は、富田の上に乗ったまま腰を振り続け、快感が昂まる度に、上体を前に倒して富田の胸にしがみつき、ゆっくりと舌を絡めながら息を整えてから、再び上体を起こして腰を振った。やがて、千勢が数度目の絶頂に達して、内股を強く締めて腰をしゃくり上げた時に、富田は男根を強く突き上げ、この夜初めて、千勢の中に精を注いだ。

 富田は、満ち足りた表情で千勢の腰を押さえ、しばらく挿入したまま激しい射精の余韻に浸った。千勢も、体の中に入った温もりを感じ取っていたが、やがて、富田の体を降りて、今度は咽(むせ)ることなく、男根に残った精を綺麗に舐め取った。そして、掛け布団を引き寄せ、横寝で富田に寄り添った。

 富田は脇腹に乳房の弾力を感じながら、この夜、千勢を抱いている間は忘れていた<家>の問題や、モヤモヤした気持ちが再び気になりだしたが、朝に神戸を発ってからの長い一日の疲れに、やがて自然に眠りに落ちた。千勢が部屋を出たのは、冬至も近い時期の遅い日の出の直前で、書院窓の障子が暁の空の紫色を映して、ほんのり明るくなっていた。

                    ☆
/259ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ