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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第3章 女中 千勢(ちせ)
 それでも、富田は、金曜日まで不安な日々が続くうちに、一時しのぎとは分かっていても、日常の暮らしぶりから外れたことをしてみたい気分に襲われた。いつも通りに朝餉を済ませた富田は、食器をトレイに片付けてからテーブルを拭いている千勢に、真顔で、静かに話し掛けた。

 「千勢、二人だけの秘密だが・・・。今夜はハーブティーを持ってくる時に、この部屋でそのエプロンとショーツだけを身に着けて、奥の部屋に入ってきてくれないか。」

 「まぁ、ご主人様。この数日、私のメイド服姿をご覧になりながら、そんなことを想像されていたのですか。」 と、千勢は顔を赤らめ口を尖らせながら言った後、富田の表情がいつになく堅いことに気付いてはいたが、あえて、いつも通りに明るい声で 「かしこまりました、ご主人様。」 と答えて、トレイを持ち上げ、部屋を出ていった。

 その夜、千勢は、ハーブティーのトレイを持ち、寝間着姿で「次の間」に入ってから、富田に言われたとおりに、エプロンとショーツだけに着替えて、「座敷」との仕切りの襖の前に立ち、いつものように「ご主人様、入ってもよろしゅうございますか。お茶をお持ちしました。」と、声を掛けた。
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