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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第3章 女中 千勢(ちせ)

 「どうぞ。」 の声を聞いて「座敷」に入ると、富田がパジャマ姿で革ソファーに腰かけたまま、物思いにふけるような表情をしていたが、千勢に視線を注ぐと、少し口元を緩めた。

 「思った通り、千勢によく似あうね。さあ、こちらにおいで。」

 「そのように言っていただくと、嬉しいですが、やはりこの恰好は恥ずかしゅうございます。」 千勢はそう言いながら、ティーセットのトレイをサイドテーブルに置いた。前かがみになった千勢のエプロンの脇から、形のよい乳房が見え隠れした。

 富田は、カップを取って一口飲むと、千勢を手招きして、腿の上に後ろ向きに座らせ、両手をエプロンの脇から胸に入れて、ゆっくりと揉んだ。千勢は、始めのうちは、両腕を畳んでエプロンの上から富田の手を押さえ、前かがみになって恥ずかしそうにしていたが、やがて富田の指が乳首を撫でて摘むようになると、逆に背中を反らせて胸を突き出し、小さい喘(あえ)ぎ声を出すようになった。
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