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はだれ降り覆ひ
第5章 社会性
私は会社に勤めています。

従業員は営業所も全部入れると100人以上。

人数が多い会社で働いている人は、社会性のある人

そう思われがちだけれど

私はこんな沢山の人のいる会社で働いているけれど

私に社会性はないと思う

会社の中で、何でも話せる仲の良い人は誰もいない

同じ部署の人から、理由は良く分からないけれど嫌われていると思う

部署の先輩は私にだけ厳しく接してくる

他の子が先輩に質問すると、とても親切に教えている

私が質問すると、
何でそんな事分からないの?
私がやるから、あなたもうやらなくていい
と言われてしまう

あなたのこの間仕事、間違えてたよ
とよく言われる

本当に間違えていたのかな
間違っていないのに、そう言っていじめようとしているのかな

先輩は、部署の上長に私の事を色々言っている
私がこんなミスをした
私がミスをしたせいで、他の部署に迷惑がかかった

そんな事を、私に聞こえるか聞こえないかくらい声で、上長に言っている

先輩は上長のお気に入りの部下だから、
上長は先輩の言う事なら何でも信じる

先輩が上長に話す私の姿が
そのまま上長にとっての私のイメージになっている

私に振られる仕事は、他の人よりとても多い
就業時間内では終わらない

私だけ1人、会社で孤立している
私には社会性なんてない

私は社会性のない人間
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