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第9章 ８月

遥はパンストに親指を掛け　腿まで降ろして
紫色のティーバックを髭面の男に

「　素敵な色～♪　あのお店？　私も・・・♬　」

髭面の男がマットに立ち　二人を見て　手を叩き

「　では　！　はじめまーす♪　美人さん
　　私のやる通り　真似してね　」

髭面の男はマットに横に成り　綾乃は
言われたように、マットに体を倒した

「　はい！　片方の膝を立たせて、
　　反対側の膝を横に出して
　　両手を耳の横に添えて、体を横に倒すの　」

言われた様に体を倒し体を倒して行く
３回目に体がふら付き、男が近寄り
背中に手を当て　修正してきた

「　そう～　それを10回でワンセット　
　　今度は逆側で　そう～　それで良いわ～　」

「　上手ね♪　次は横に寝て、膝は曲げてて良いは、
　　手を前に付けて、片手は耳の後ろ　軽く体を起こして
　　そう戻すのよ、大変だったら手を使って良いから
　　そう♪　そうお上手、反対側も10回ね　」

「　体を倒した時、さっき指で押した処を　意識して
　　力を入れるのよ♪　」

耳の後ろに手を当て　体を倒していた綾乃に
髭面の顔から笑顔で、片目を瞑り　綾乃の前で
奇麗なフォームを見せて来る

「　次は　そのまま　横に成って膝と手を使って
　　体を起こして、足をお腹迄曲げて、伸ばして
　　そう、そうお上手、来れも10回ワンセット
　　反対側も同じように　一日10分寝る前
　　汗かくから、お風呂に入る前にやってね、　」

腕を伸ばして体を支え、膝を胸まで持ってくる
４回目に綾乃は　バランスを崩してしまった

「　あら！　最初はゆっくりで　直ぐに慣れるから
　　遥ちゃん　見せて上げて♪　」

遥が笑顔でマットに横に成り、膝と手を使って
体を持ち上げ　片足を軽々と自分の胸元へ
１０回を軽く終わらせ、体を返して逆側も
軽く終わらせて見せて来た