この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
心の中のガラスは砕けて散った
第9章 8月
「 階段から此処まで ガラスボールを置きたいと
  思います 」

ホワイトボードを見る皆の顔に、疑問の表情が 
松村は座って居た 足元からガラスボールを持ち上げ、

「 済みません 灯りを落として頂けますか 」

集会場の灯りが落とされ、真っ暗に、窓から差し込む
街灯の灯りが 座って居る役員の顏を浮き上がらせ
松村がガラスボールの中の蝋燭に火を入れ、
ガラスボールの中の蝋燭が揺らめき、松村は
テーブルの上にそれを、そっと置く

「 此れは二時間、灯ります 神社の階段から
  参道の入口まで並べて、灯そうと考えて
  先週、蝋燭とこのガラスボールは納品されて 
  神社の 倉庫に保管して有ります 」

暗い部屋の中 ガラスボールの中の蝋燭が揺らぎ
座って居る 山鹿や宮城の顔を浮かび上がらせ
宮城の隣に腰かけた 千夏の微かな声が漏れ
松村は蝋燭を吹き消して

「 灯りをお願いします、 」

集会場に蛍光灯の揺らめきと共に明るくなり
座って居た役員達は、目を瞬かせ、隣同士の
歓談が再開され、喧騒の中、集会は終わった

/430ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ