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心の中のガラスは砕けて散った
第9章 8月
「 階段から此処まで ガラスボールを置きたいと
思います 」
ホワイトボードを見る皆の顔に、疑問の表情が
松村は座って居た 足元からガラスボールを持ち上げ、
「 済みません 灯りを落として頂けますか 」
集会場の灯りが落とされ、真っ暗に、窓から差し込む
街灯の灯りが 座って居る役員の顏を浮き上がらせ
松村がガラスボールの中の蝋燭に火を入れ、
ガラスボールの中の蝋燭が揺らめき、松村は
テーブルの上にそれを、そっと置く
「 此れは二時間、灯ります 神社の階段から
参道の入口まで並べて、灯そうと考えて
先週、蝋燭とこのガラスボールは納品されて
神社の 倉庫に保管して有ります 」
暗い部屋の中 ガラスボールの中の蝋燭が揺らぎ
座って居る 山鹿や宮城の顔を浮かび上がらせ
宮城の隣に腰かけた 千夏の微かな声が漏れ
松村は蝋燭を吹き消して
「 灯りをお願いします、 」
集会場に蛍光灯の揺らめきと共に明るくなり
座って居た役員達は、目を瞬かせ、隣同士の
歓談が再開され、喧騒の中、集会は終わった
思います 」
ホワイトボードを見る皆の顔に、疑問の表情が
松村は座って居た 足元からガラスボールを持ち上げ、
「 済みません 灯りを落として頂けますか 」
集会場の灯りが落とされ、真っ暗に、窓から差し込む
街灯の灯りが 座って居る役員の顏を浮き上がらせ
松村がガラスボールの中の蝋燭に火を入れ、
ガラスボールの中の蝋燭が揺らめき、松村は
テーブルの上にそれを、そっと置く
「 此れは二時間、灯ります 神社の階段から
参道の入口まで並べて、灯そうと考えて
先週、蝋燭とこのガラスボールは納品されて
神社の 倉庫に保管して有ります 」
暗い部屋の中 ガラスボールの中の蝋燭が揺らぎ
座って居る 山鹿や宮城の顔を浮かび上がらせ
宮城の隣に腰かけた 千夏の微かな声が漏れ
松村は蝋燭を吹き消して
「 灯りをお願いします、 」
集会場に蛍光灯の揺らめきと共に明るくなり
座って居た役員達は、目を瞬かせ、隣同士の
歓談が再開され、喧騒の中、集会は終わった

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