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心の中のガラスは砕けて散った
第9章 8月

「 和ちゃん、お風呂お願い 」
和彦を振り向いて 子供達の風呂を早紀は頼む
何処か、ギクシャクしたままの時が過ぎ
それでも 時は流れ少しの会話を交わし
夏休み入った子供達は、海へ遊園地へと
せがんで来る、
匠が 部屋の隅の花火のセットを抱え
「 パパ !! 」
嬉しそうに 手を引き 長男も嬉しそうに
バケツに水を入れて玄関へ、
マンション前の小さな公園 小さなお皿に
蝋燭を灯し、子供達が袋の中から 次々と
花火を取り出し 手に持った花火が明るい
炎の華を描き出して行く、和彦がネズミ花火に
火を付け、早紀の足元に
「 キャッ ヤダーーー!!! 」
足元をクルクル回り 白い光を上げる花火に
甘えた声で 足踏みする姿に 子供達が
嬉しそうな声を上げ 花火も残り少なく成り
早紀は 線香花火に手を伸ばし 蝋燭に
持った花火の先を近づけた 白い光の後
手に持つ線香花火の先から 白い光が
飛び跳ねるように踊る
和彦を振り向いて 子供達の風呂を早紀は頼む
何処か、ギクシャクしたままの時が過ぎ
それでも 時は流れ少しの会話を交わし
夏休み入った子供達は、海へ遊園地へと
せがんで来る、
匠が 部屋の隅の花火のセットを抱え
「 パパ !! 」
嬉しそうに 手を引き 長男も嬉しそうに
バケツに水を入れて玄関へ、
マンション前の小さな公園 小さなお皿に
蝋燭を灯し、子供達が袋の中から 次々と
花火を取り出し 手に持った花火が明るい
炎の華を描き出して行く、和彦がネズミ花火に
火を付け、早紀の足元に
「 キャッ ヤダーーー!!! 」
足元をクルクル回り 白い光を上げる花火に
甘えた声で 足踏みする姿に 子供達が
嬉しそうな声を上げ 花火も残り少なく成り
早紀は 線香花火に手を伸ばし 蝋燭に
持った花火の先を近づけた 白い光の後
手に持つ線香花火の先から 白い光が
飛び跳ねるように踊る

