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心の中のガラスは砕けて散った
第9章 8月
一物の根元を親指と人差し指で握り、
小指は袋の玉と玉の間を転がすように摩っていく

握った指先は固さを確かめる様に
強く弱く握り絞め 亀頭の先に 遥の顔が下がり
軽く開いた唇が触れ 唇の間から舌が伸び
亀頭の頭を、回す様に舐め 

・・・あっ!・・・・・

シートに体を倒した男の子の口から声が
遥の口腔内に 猛った肉棒が姿を消し
顔が上下に動き、小さな水音が頬を窄める
遥の口から 猛った肉棒に回された指が動き

「 先生!!! 」

男の子の切ない声の後、”うっ” 男の子の腰が
跳ね、遥の顔の動きが止まり、荒い息を吐く
男の子の目が開き、肉棒を口から外し、やや堅さを失った
肉棒の姿が、遥は起き上がり、ティッシュを何枚か
取り出すと、口の中の物を吐き出し 笑顔をみせ

・・・いっぱい! 出したわね!!・・・

シートに横に成った、男の子の顔が照れくさそうな
表情を浮かべ 起き上がり遥を抱きしめた
遥は抱きしめられたまま、顔を動かし 防波堤から
男が一人、釣り竿と、アイスボックスを抱え
歩いて来る姿を見て、男の子の体を外し
車のエンジンを掛け 場面が変わる
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