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心の中のガラスは砕けて散った
第9章 8月
二人は昼の光が差し込む扉を開け 露天風呂へ
シャッターの音が続き、全裸の二人の姿が
デジカメの中に、石川のビデオは露天風呂に
入る二人の姿を追い、 二人言われるまま
山の景色の中、背中を見せて露天風呂の中に

「 OKです!! 」

石川から、言われ二人は顔を見合わせ
露天風呂に肩まで浸かって、息を吐き出した
二人同時に吐き出した音に顔を見合わせ
笑い出してしまう、自然に振る舞っていた積りが
何処か、緊張していたのか、全裸のまま足を延ばし
透明な湯の中、奈緒の股間の緑の彩色が、揺れていた

「 桔梗の露天風呂の撮影しますので、
  そのまま、行って下さい、」

和田に渡された湯浴みを二人は受け取り、立ち上がった
和田と石川がガラス戸の向こうに、小泉が振り向き

「 二人共 浴衣だけで、 」

顔を見合わせ、脱衣所に、脱衣籠の中
浴衣と帯が置いて有り、二人の下着と
着ていた服は、無くなっていた
手早く体を拭いて、全裸の上に浴衣を羽織る
帯を締めると 綾乃の豊かな胸が生地を押し上げ
二人は、足早に浴室を出た、泊り客がエレベーターに
向かう脇を足早に抜け、全裸を薄い浴衣一枚
泊り客の視線に怯えながら、綾乃は建物の
裏の通路へと急ぐ、人影の無い離れの通路に
出て、綾乃は息を吐き出し、奈緒と二人
桔梗へ向かった
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