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ユイとルイ
第2章 結衣子
しかし中学に入りサッカーは男の子に敵わなくなり、陸上競技に転向しました。それと同時に女の子らしい体型に変化していました。クラブ活動で日焼けして真っ黒なのは変わりませんが、お尻や胸は少しずつ大きくなり膨らみ見せていました。それでも変わらず私に身体ごと甘えてくる結衣子に、私がドギマギすることが増えていました。いちど妻にそれとなく相談したのですが、親子なのに何でだめなの?と逆に一蹴されました。

確かに妻の言うとおりなのかもしれません。実娘の瑠依とも半年に1度は会いますが、もちろん小学生なので当たり前ですが、彼女も身体で甘えてきます。瑠依は小さいころから女の子らしい外見で、小学生で胸も膨らんでいます。しかし決して私が困惑することはありません。ですが結衣子にはその仕草やチラリと見える身体の線に、私は妻の痴態を頭に浮かべることがありました。

「大丈夫だけど、ユイちゃんは?」
「アイス食べたから全然大丈夫!w」
「じゃあこのままホテルまで行くよ」
結衣子が頷き、私は車を走らせ続けました。南国の明るい光が、助手席の結衣子を照らしていました。

「そうと決まれば…お菓子お菓子!」
「だから…ご飯食べられなくなるよ!」
「別腹だから、大丈夫だって!w」
無邪気な返事をしながら、結衣子は後部座席に置いたバッグを取ろうと上半身を後ろに向けました。私は運転中で危ないと思い、車を路肩に寄せて停まりました。結衣子は素直に、車が停まるまで笑顔で待っていました。

「ありがと、お父さん!」
そう言うと結衣子はシートベルトを外し、背もたれを倒しました。そして後ろ向きになると、後部座席のバッグの中身を漁り始めました。結衣子のスカートがめくれ、太腿からお尻が見えていました。キャラクターが描かれた白いパンツから、結衣子の締まったお尻の肉がはみ出していて、私は思わず目を逸らしました。

「おっと、パンチラしちゃったw」
私の困惑をよそに結衣子はあっけらかんと前を向きました。その手にはグミが握られていました。
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