この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ユイとルイ
第2章 結衣子
「お父さんも食べる?」
いつもの笑顔で結衣子がグミを手に取りました。私は動揺を隠すように頷くと、結衣子が私の口にグミを入れてくれました。

「イエーイ、海へゴー!」
シートを元に戻しベルトを着けると、結衣子がはしゃいだ声を上げました。私が車を走らせると、結衣子はイヤホンで音楽を聞き始めました。

「なに聞いてるの?」
「うん、お父さんも聞く?」
結衣子はスマホを操作すると車のステレオにつなぎました。私にとっては懐かしい、青春時代のヒット曲が流れました。

「小さいころ、お父さんの車でよく聞いたよ」
「憶えてた?」
「うん、ユイもこの曲大好き!」
そう言うと結衣子はまたグミを取り出し、私の目の前に差し出しました。私がグミを咥えるとき、結衣子の指先が私の唇に触れました。そして結衣子は無邪気にもうひとつグミを取り出し、こんどは自分の口に入れその指先をぺろりと舐めました。

「レッツ、ゴー!」
はしゃぐ娘と微笑む父を乗せた車は、沖縄の海岸線を走り続けました。そして2時間近くかけ、私たちはホテルに到着しました。いつの間にか結衣子は眠っており、ホテルに着いたことも気付かず熟睡しています。

「ユイちゃん、着いたよ」
大きな口を開けて眠っていた結衣子が、パッと目を覚ましました。そして口の端から垂れたよだれを慌てて腕で拭いていました。私はその姿に思わず笑ってしまいました。

/29ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ