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コンビニバイトの男の子
第8章 密談

(動画を見た時とはまた違って、これも寝取られの性癖をかなり刺激する・・・。何しろ、寝取った本人からその時の話を聞いているんだから)
興奮を鎮めようと、貴之は1度大きく深呼吸した。
「あと1つ。鮎川君が帰る直前に妻がキスしたよね。その後で妻が言った言葉、音声が聞き取り難くて解らなかったんだけど、教えてもらえるかな」
「えーっと確か、上手くいくようにおまじない、という感じだったと思います」
「上手くいくように、か・・・」
貴之は、その言葉を発した萩子が今現在どう思っているのかを想像した。
(シュウは、どうなったか気になっているに違いない。鮎川君に会うことができないことで、きっともどかしさを感じているはず・・・)
しばらく沈黙が続いた後、今度は悠希の方から訊いてきた。
「星野さん、自分からもお訊きしていいでしょうか?」
「もちろん。何かな?」
「あれから萩子さん、コンビニにいらしてないんですけど、何かあったのかなって気になってるんです」
悠希が上目遣いで貴之の顔色を窺った。その様子から、貴之は自分と萩子との間に何かあったかもしれないと疑っているのだと感じた。
「そうだったんだ。大丈夫。お互いに何事もなかったことになっている。妻は今回のことに裏があると気が付いていないし、もちろん僕からも何も話していないし、訊いてもいない。単に、鮎川君と顔を合わせづらいだけだと思うよ」
「そうですか。いつもシフトが入っているときは必ず来店してくれていたから、全然来てくれなくなって、もしかしたら自分のせいでって思ってしまって」
「それはすまなかったね。だいたい、何かあったら今日ここで合ってこんな話してないから」
「ですよね。それならよかったです」
悠希は少しほっとした表情になった。
(相当気にしてたんだな)
改めて人の良さを感じた貴之は、迷っていた確かめたいことについて、悠希に協力してもらおうと決意した。
興奮を鎮めようと、貴之は1度大きく深呼吸した。
「あと1つ。鮎川君が帰る直前に妻がキスしたよね。その後で妻が言った言葉、音声が聞き取り難くて解らなかったんだけど、教えてもらえるかな」
「えーっと確か、上手くいくようにおまじない、という感じだったと思います」
「上手くいくように、か・・・」
貴之は、その言葉を発した萩子が今現在どう思っているのかを想像した。
(シュウは、どうなったか気になっているに違いない。鮎川君に会うことができないことで、きっともどかしさを感じているはず・・・)
しばらく沈黙が続いた後、今度は悠希の方から訊いてきた。
「星野さん、自分からもお訊きしていいでしょうか?」
「もちろん。何かな?」
「あれから萩子さん、コンビニにいらしてないんですけど、何かあったのかなって気になってるんです」
悠希が上目遣いで貴之の顔色を窺った。その様子から、貴之は自分と萩子との間に何かあったかもしれないと疑っているのだと感じた。
「そうだったんだ。大丈夫。お互いに何事もなかったことになっている。妻は今回のことに裏があると気が付いていないし、もちろん僕からも何も話していないし、訊いてもいない。単に、鮎川君と顔を合わせづらいだけだと思うよ」
「そうですか。いつもシフトが入っているときは必ず来店してくれていたから、全然来てくれなくなって、もしかしたら自分のせいでって思ってしまって」
「それはすまなかったね。だいたい、何かあったら今日ここで合ってこんな話してないから」
「ですよね。それならよかったです」
悠希は少しほっとした表情になった。
(相当気にしてたんだな)
改めて人の良さを感じた貴之は、迷っていた確かめたいことについて、悠希に協力してもらおうと決意した。

