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コンビニバイトの男の子
第8章 密談
【7】
悠希に終了を告げた後も、貴之は隠し撮りを続けた。もしかしたら悠希が約束を破りこっそりと萩子に会いにくるかも、とか、逆に萩子の方が貴之に内緒で悠希を誘い込むかもという不安からだった。毎晩寝る前に、その日の映像をざっと確認するのが日課になっていた。
萩子はしばらく平穏な日常を過ごしていたが、料理教室があった日、珍しく料理以外の雑誌を購入してきた。取り出した雑誌の表紙に貴之は驚いた。
(全裸の男女が抱き合っている!“充実したセックスライフ”?何でこんな雑誌を?)
熱心に読み耽っている記事を確認しようと、貴之はデジタル版を即購入した。写真とイラストの雰囲気から、セックスを誘う言葉の記事だと判った。
(シュウは、どういう考えでこの記事を読んでいるんだろう)
映像の視聴を終え、もやもやした気分で寝室に向かうと、扉と床との隙間から灯りが漏れていることに気が付いた。
(まだ起きている?あ、もしかして、僕を誘おうとしているのか?)
貴之は、寝室に入るのを躊躇った。依然として最後の勃たなかったトラウマは残っている上、先日のふたりの行為を見せつけられて余計に自信を無くしていた。
誘われても、それに応えることができなかった。
(どう誘ってくるかわからないけど、とにかく誤魔化そう)
萩子の誘い方が匂わす程度だったため上手くやり過ごすと、その後は誘ってくることは無くなった。
しかしその数日後、萩子が自慰をしたこと、その時に恐らく悠希を相手に妄想していたことを知り、徐々に萩子の性欲が増してきていることを悟った。
貴之は、その解消を自分に求められることを恐れた。
(避ける方法は、ひとつしかない。それがシュウのためなんだ。・・・そして僕のためにも)
最初の隠し撮り映像の時と同じように、前回の映像も繰り返し視聴していると慣れて興奮が少なくなっていった。それと共に、寝取られの性癖から、もっと萩子が嵌っていく、淫らな姿を見たいという欲求が増していった。
この歪んだ欲望を叶えてくれる男性は、ひとりしかいなかった。
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