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コンビニバイトの男の子
第8章 密談

貴之はまた悠希と会い、萩子と定期的に関係を持って欲しいとお願いし、悠希はその願いを受け入れた。合わせて、約束事として、場所は星野家のみで事前に決めた日時に行うこと、開始時と終了時に連絡を入れること、事前に決めたシナリオに従うこと、ただし妻が拒絶したらどういう状況でも即止めること、そして必ずコンドームを使うことを取り決めた。
シナリオについては、3回目はその後も関係を継続できるように萩子を誘導する必要があり、いろんな状況を想定して作成したが、悠希がその場の雰囲気からアレンジしてくれた。4回目は、簡単なポイントのみで思っていた以上に上手く進めてくれた。5回目となった先日のシナリオは、“一晩中”だった。
ふたりが行為を重ねていく度に、初めて悠希と萩子の行為を見たとき感じた喪失感に加えて、自分が知らない妻の“萩子の初めて”を2人が共有し合う姿を目の当たりにし続けて、1人だけ取り残されていく疎外感が積み重なっていった。
悠希とのセックスでは、後背位を好んでしていたが、貴之は経験が少ない萩子を気遣って正常位でしかしたことがなかった。何度か悠希から聞かされていた萩子の膣内の感触も、貴之は感じたことがなかった。
1番のショックは、今まで萩子を逝かせたことが無かったことだった。セックスの後に逝ったかを聞くと必ず頷いてくれていたが、萩子自身どういう状態が“逝く”ということなのか知らなかったのだ。それを悠希が初めて絶頂に導き、体験させたのである。萩子がその後に流した涙は歓びからだったと、萩子自身から知らされたときは、夫として悔しかった。
一方でその疎外感が、寝取られ気質を更に煽ることになった。貴之は、ふたりが媾う映像を観ながらの自慰に嵌っていたが、やがてその映像に物足りなさを感じるようになっていった。そこで新たな、より興奮を掻き立てる隠し撮り映像を悠希に求め、悠希は期待以上の映像でそれに応えてくれてきた。ただ、その映像に慣れてくると更に刺激が欲しくなった。
貴之は、もう歯止めが効かなくなっていた。
シナリオについては、3回目はその後も関係を継続できるように萩子を誘導する必要があり、いろんな状況を想定して作成したが、悠希がその場の雰囲気からアレンジしてくれた。4回目は、簡単なポイントのみで思っていた以上に上手く進めてくれた。5回目となった先日のシナリオは、“一晩中”だった。
ふたりが行為を重ねていく度に、初めて悠希と萩子の行為を見たとき感じた喪失感に加えて、自分が知らない妻の“萩子の初めて”を2人が共有し合う姿を目の当たりにし続けて、1人だけ取り残されていく疎外感が積み重なっていった。
悠希とのセックスでは、後背位を好んでしていたが、貴之は経験が少ない萩子を気遣って正常位でしかしたことがなかった。何度か悠希から聞かされていた萩子の膣内の感触も、貴之は感じたことがなかった。
1番のショックは、今まで萩子を逝かせたことが無かったことだった。セックスの後に逝ったかを聞くと必ず頷いてくれていたが、萩子自身どういう状態が“逝く”ということなのか知らなかったのだ。それを悠希が初めて絶頂に導き、体験させたのである。萩子がその後に流した涙は歓びからだったと、萩子自身から知らされたときは、夫として悔しかった。
一方でその疎外感が、寝取られ気質を更に煽ることになった。貴之は、ふたりが媾う映像を観ながらの自慰に嵌っていたが、やがてその映像に物足りなさを感じるようになっていった。そこで新たな、より興奮を掻き立てる隠し撮り映像を悠希に求め、悠希は期待以上の映像でそれに応えてくれてきた。ただ、その映像に慣れてくると更に刺激が欲しくなった。
貴之は、もう歯止めが効かなくなっていた。

