この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
コンビニバイトの男の子
第8章 密談

【8】
「そうだ。せっかくこうやって会ったので、ちょっと早いけど次回のことを決めておこうか」
コース料理のデザートを堪能している時、貴之が隠していた本題に話を移す。
「はい」
悠希が姿勢を正した。
「先週の映像を見て、シナリオはもういいかなと思っているんだ。最近は、シナリオという感じでもなかったし、無くても上手くしてくれてるしね」
「だいぶ慣れてきましたから」
悠希が、照れて頭を掻く。
「その代わりに、僕の見たいことをしてもらおうと思っているんだ」
「どんなことでしょうか?」
貴之は、いつもシナリオを書くレポート用紙を取り出すと、“見たいこと”と記したタイトルと共に文字を書き込んで悠希に見せる。
「これって・・・」
そこに、貴之は“妻の潮吹き”と書いていた。
「そう。さっきは敢えて訊かなかったんだけど、初日一緒にお風呂入っていた時にしてたよね。実は妻とは1度も一緒にお風呂に入ったことが無くてね。それだけでも悔しかったのに、初めての潮吹きも鮎川君に独占されて、凄い嫉妬したよ」
萩子は明るい所で裸を見られることを極端に嫌がっていたため、一緒にお風呂に入ったことは今までなかった。貴之自身も性器のコンプレックスから、誘うことはなかったので、宿泊旅行先で部屋風呂を使うときでさえ別々で入り、貴之の前で裸身を晒すことはなかった。それが、悠希からの誘いに拒むことなく了承したことにまず驚いた。その上更に、自分がした時はあんなに嫌がった膣内の指の挿入をあっさりと許し、自分には見ることが叶わなかった姿を、夫ではなく不倫相手に初めて披露したことに、嫉妬どころではなく強烈な憎悪を、悠希だけでなく妻に対しても感じた。その一方で、これまで以上に興奮させてもらえたことも事実であり、それ故今は穏やかに悠希と話をできている。
「萩子さんが初めてって言ってたのは、本当だったんですね。それは・・・、すみません」
恐縮する悠希に、貴之は思わず笑う。
「そうだ。せっかくこうやって会ったので、ちょっと早いけど次回のことを決めておこうか」
コース料理のデザートを堪能している時、貴之が隠していた本題に話を移す。
「はい」
悠希が姿勢を正した。
「先週の映像を見て、シナリオはもういいかなと思っているんだ。最近は、シナリオという感じでもなかったし、無くても上手くしてくれてるしね」
「だいぶ慣れてきましたから」
悠希が、照れて頭を掻く。
「その代わりに、僕の見たいことをしてもらおうと思っているんだ」
「どんなことでしょうか?」
貴之は、いつもシナリオを書くレポート用紙を取り出すと、“見たいこと”と記したタイトルと共に文字を書き込んで悠希に見せる。
「これって・・・」
そこに、貴之は“妻の潮吹き”と書いていた。
「そう。さっきは敢えて訊かなかったんだけど、初日一緒にお風呂入っていた時にしてたよね。実は妻とは1度も一緒にお風呂に入ったことが無くてね。それだけでも悔しかったのに、初めての潮吹きも鮎川君に独占されて、凄い嫉妬したよ」
萩子は明るい所で裸を見られることを極端に嫌がっていたため、一緒にお風呂に入ったことは今までなかった。貴之自身も性器のコンプレックスから、誘うことはなかったので、宿泊旅行先で部屋風呂を使うときでさえ別々で入り、貴之の前で裸身を晒すことはなかった。それが、悠希からの誘いに拒むことなく了承したことにまず驚いた。その上更に、自分がした時はあんなに嫌がった膣内の指の挿入をあっさりと許し、自分には見ることが叶わなかった姿を、夫ではなく不倫相手に初めて披露したことに、嫉妬どころではなく強烈な憎悪を、悠希だけでなく妻に対しても感じた。その一方で、これまで以上に興奮させてもらえたことも事実であり、それ故今は穏やかに悠希と話をできている。
「萩子さんが初めてって言ってたのは、本当だったんですね。それは・・・、すみません」
恐縮する悠希に、貴之は思わず笑う。

