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コンビニバイトの男の子
第8章 密談
「で、シャワーでお互いの躰を流していたら、また昂まってきて、キスし合って・・・。我慢できなくなって、萩子さんの躰を愛撫しました」
「うん・・・」
その時の音声が頭に蘇ってきて、ごくりと生唾を飲み込む。
「実は、もし一緒にお風呂に入れたら、潮吹きしてみたいなって前から思ってたんです。自分も興味あったので。で、指を入れてもいいかって訊いたんです。拒否されたらしないつもりだったんですけど、いいって言ったので・・・。あ、この会話は聞こえました?」
「ああ。よく聞こえた」
「よかった。実は、萩子さんの後からバスルームに入って、扉を少し開けてたんです」
(バスルームの声が何でよく聞こえるのか不思議だったけど、そういうことだったんだ)
貴之は感心した。
「それで、前に潮吹きのさせ方を調べた時に攻め方とかポイントがあるって見てたので」
「ち、ちょっと待って。鮎川君ってそういうの調べて見るの?」
「はい。自分じゃ解らないですし。ネットで詳しく説明してるところ探して」
(ビデオで見ただけで簡単にできると思ってたのは、間違いだったんだ。自分だけの力でなんて意固地になっていないで、ちゃんと調べてたら僕でもできたのかも・・・)
貴之が後悔していることも知らず、悠希は話を続ける。
「すみません、萩子さんの様子でしたね。萩子さんには立ったまま脚を開いてもらいました。その体勢が吹きやすいとのことだったので。指を入れる時から凄く恥ずかしがっていて可愛かったです。凄く濡れてましたし。中は不思議な感覚でした。滑らかな所と、ざらついたって言うのかな?そんな感じのところもあって、全体的にはぬめぬめしてました。調べていた通りに指を動かしたら、火照った躰に更に赤みが増してきました。喘ぎ声が大きくなって、出ちゃうって言っていやいやするように顔を振って、これはいけるかもってそのまま続けたら、突然腕に温かい・・・液体の飛沫が掛かって、萩子さんが潮吹きしました」
「・・・音で、判ったよ」
「その時の、感じてる顔と、恥ずかしがってちょっと泣きそうな顔もまた凄く可愛らしくて・・・」
音だけの状況に具体的な描写が加わり、萩子の初めての潮吹きが頭の中で妄想の映像として形作られていく。
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