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コンビニバイトの男の子
第8章 密談
「その後で、萩子さんのその表情を星野さんに見てもらえるようにしたほうがいいかなとも考えたんですけど、バスルーム以外だと汚してしまうことになるので、嫌じゃないかと思ってやめたんです」
「そうだったんだ」
妄想より、実際の映像の方がより興奮できることは間違いなかった。
「次は気にしなくていいから、ぜひカメラに映るところでして欲しい」
「わかりました」
今から次が待ち遠しくなるが、顔には出さず冷静に話を進める。
「それから・・・」
貴之は、レポート用紙を手元に引き寄せると、1行目より多く文字を書き込んで再び悠希に見せた。
“妻に比較させる問いかけ、妻から謝罪の言葉”と追記された文字を、悠希がじっと見つめる。
「抽象的で、わかりにくいかな?」
「いえ、なんとなくわかります」
「恥を忍んで言うけど、寝取られ気質は最愛の人の躰を奪われることはもちろんだけど、その上でこういう、自尊心を傷つけられるというか、劣等感を煽られる、1番とか絶対だったものを壊されるとか、・・・んー悪い、うまく説明できないけど、そういう言葉を聞かされて心も奪われてしまったと突きつけられることに、非常に興奮してしまうんだ」
貴之の説明を聞いて、悠希も恥ずかしそうに話し始めた。
「僕も、実は最近、寝取られの動画とか官能小説とか、漫画をよく見るようになったんです。僕の立場だと“寝取る”方になりますけど、そういう展開に興奮するようになってしまって・・・、だから」
そこで言葉を切ると、はにかんだ表情を見せる。
「萩子さんに、星野さんと比較する言葉とか、星野さんに謝罪する言葉、言わせてみたいです」
表情に似合わない悠希の告白に、貴之は衝撃を受けた。
(彼は、思っていた以上に最適な人選だったんだ)
店員が入ってきたため、一旦話を中断する。空いたデザートの食器を片付け、最後のドリンクを置いている間、貴之はポケットに忍ばせている折り畳んだ用紙を触り続けていた。
(この願望も、思っている以上に興奮させてくれるかもしれない)
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