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コンビニバイトの男の子
第8章 密談

【10】
食器の片付けを終えた萩子は、リビングのソファーでテレビのバラエティ番組を観ている貴之の横に座りました。
今夜の貴之は気分がいいようで、時折笑い声をあげています。今日久しぶりに会った友人と外食してきたそうで、そのことが気分転換になったようでした。
(この前の週末はかなり疲れていたけど、元気になったみたいね。よかった・・・)
他愛もない雑談をしながら番組を楽しんでいると、萩子のスマートフォンが数回振動し、メッセージの受信を知らせました。見ると、”ハルミ”と偽名で登録している悠希からです。
「料理教室の友達からだ。何かなー」
と誤魔化しながら、ダイニングテーブルの椅子に移動しました。貴之が家にいる時にメッセージがきたのは初めてです。何だろうと思いながらアプリを開きました。
《ハルミ:こんばんは》
《ハルミ:今大丈夫ですか?》
《萩子:主人が近くに居るので短時間なら》
悠希にやり取りできることを伝えます。
《ハルミ:旦那さん大丈夫でしたか?》
《ハルミ:遅い時間までいたので心配してたんです》
《ハルミ:今週はコンビニに来てなかったので》
《萩子:心配かけてごめんね》
《萩子:予定が色々あって》
《ハルミ:そうだったんですね》
《ハルミ:よかったー》
ほっとしてる表情が思い浮かんで、思わずクスッと笑いました。
《ハルミ:この前すごく楽しかったです》
《萩子:私もすごく楽しかった》
貴之を盗み見ると、熱心にテレビを見ていて気付いた様子はありません。萩子は、少し大胆になりました。
《萩子:あの日の悠希くん激しすぎ!》
《萩子:私次の日筋肉痛 笑》
《ハルミ:萩子さんだって帰る時間ぎりぎりだったのにあんなことして笑》
《ハルミ:筋肉痛は治りました?》
《萩子:すぐに治ったよ》
《萩子:私若いから!笑》
《ハルミ:笑》
《萩子:もう!ここはすぐに肯定するところでしょ!(`ε´) 》
《ハルミ:すみません m(_ _)m》
《萩子:笑》
夫の貴之がそばにいる状況で別の男性、しかも肉体関係を結んでいる男性の悠希と、そのことを話題にしてメッセージをやり取りをしていることにどきどきします。こんな会話、コンビニでは絶対にできません。
食器の片付けを終えた萩子は、リビングのソファーでテレビのバラエティ番組を観ている貴之の横に座りました。
今夜の貴之は気分がいいようで、時折笑い声をあげています。今日久しぶりに会った友人と外食してきたそうで、そのことが気分転換になったようでした。
(この前の週末はかなり疲れていたけど、元気になったみたいね。よかった・・・)
他愛もない雑談をしながら番組を楽しんでいると、萩子のスマートフォンが数回振動し、メッセージの受信を知らせました。見ると、”ハルミ”と偽名で登録している悠希からです。
「料理教室の友達からだ。何かなー」
と誤魔化しながら、ダイニングテーブルの椅子に移動しました。貴之が家にいる時にメッセージがきたのは初めてです。何だろうと思いながらアプリを開きました。
《ハルミ:こんばんは》
《ハルミ:今大丈夫ですか?》
《萩子:主人が近くに居るので短時間なら》
悠希にやり取りできることを伝えます。
《ハルミ:旦那さん大丈夫でしたか?》
《ハルミ:遅い時間までいたので心配してたんです》
《ハルミ:今週はコンビニに来てなかったので》
《萩子:心配かけてごめんね》
《萩子:予定が色々あって》
《ハルミ:そうだったんですね》
《ハルミ:よかったー》
ほっとしてる表情が思い浮かんで、思わずクスッと笑いました。
《ハルミ:この前すごく楽しかったです》
《萩子:私もすごく楽しかった》
貴之を盗み見ると、熱心にテレビを見ていて気付いた様子はありません。萩子は、少し大胆になりました。
《萩子:あの日の悠希くん激しすぎ!》
《萩子:私次の日筋肉痛 笑》
《ハルミ:萩子さんだって帰る時間ぎりぎりだったのにあんなことして笑》
《ハルミ:筋肉痛は治りました?》
《萩子:すぐに治ったよ》
《萩子:私若いから!笑》
《ハルミ:笑》
《萩子:もう!ここはすぐに肯定するところでしょ!(`ε´) 》
《ハルミ:すみません m(_ _)m》
《萩子:笑》
夫の貴之がそばにいる状況で別の男性、しかも肉体関係を結んでいる男性の悠希と、そのことを話題にしてメッセージをやり取りをしていることにどきどきします。こんな会話、コンビニでは絶対にできません。

