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コンビニバイトの男の子
第8章 密談

【11】
萩子がリビングを去った後、貴之は手にしていたスマートフォンの画面を見た。そこには、萩子がお風呂に向かう少し前に悠希から送られてきたメッセージが表示されていた。
《山田様:こんばんは》
《山田様:萩子さんにサプライズのお願い了承してもらえました》
《山田様:楽しみにしててください》
貴之はソファに座り直すと、返事を送る。
《星野貴之:こんばんは。例のだね?楽しみにしとくよ》
《山田様:あ いらしたんですね》
すぐに、悠希から返信がきた。
《山田様:だったら次回の予告にみたいになりますけど》
《山田様:萩子さんお風呂行きましたか?》
《星野貴之:予告?ちょうど今行ったけど》
《山田様:バスルームに入った頃に中を窺ってみて下さい》
《山田様:監視カメラの音声じゃなくて直接の方がいいかもです》
《山田様:それではまた》
思わせぶりな内容で、悠希からのメッセージが終わった。
貴之は先程まで萩子が座っていたダイニングの椅子に近付く。そこに、妻の匂いが強く残っていた。1年以上嗅いでいない、セックスする時に萩子が纏う体臭である。
(シュウが、興奮している・・・)
貴之は、察しがついた。リビングの扉を開け、逸る気持ちを抑えてゆっくりと廊下を進む。薄暗く音のない空間に、自身の荒い呼吸と早い鼓動だけが聞こえている。
(まさか、僕が家に居て、まだ起きているのに?)
脱衣室の扉に耳をつけて、そこに萩子の気配がないことを確認した。ゴクリという音と共に唾を飲み込むと、慎重に扉を開ける。
萩子がリビングを去った後、貴之は手にしていたスマートフォンの画面を見た。そこには、萩子がお風呂に向かう少し前に悠希から送られてきたメッセージが表示されていた。
《山田様:こんばんは》
《山田様:萩子さんにサプライズのお願い了承してもらえました》
《山田様:楽しみにしててください》
貴之はソファに座り直すと、返事を送る。
《星野貴之:こんばんは。例のだね?楽しみにしとくよ》
《山田様:あ いらしたんですね》
すぐに、悠希から返信がきた。
《山田様:だったら次回の予告にみたいになりますけど》
《山田様:萩子さんお風呂行きましたか?》
《星野貴之:予告?ちょうど今行ったけど》
《山田様:バスルームに入った頃に中を窺ってみて下さい》
《山田様:監視カメラの音声じゃなくて直接の方がいいかもです》
《山田様:それではまた》
思わせぶりな内容で、悠希からのメッセージが終わった。
貴之は先程まで萩子が座っていたダイニングの椅子に近付く。そこに、妻の匂いが強く残っていた。1年以上嗅いでいない、セックスする時に萩子が纏う体臭である。
(シュウが、興奮している・・・)
貴之は、察しがついた。リビングの扉を開け、逸る気持ちを抑えてゆっくりと廊下を進む。薄暗く音のない空間に、自身の荒い呼吸と早い鼓動だけが聞こえている。
(まさか、僕が家に居て、まだ起きているのに?)
脱衣室の扉に耳をつけて、そこに萩子の気配がないことを確認した。ゴクリという音と共に唾を飲み込むと、慎重に扉を開ける。

