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コンビニバイトの男の子
第9章 雨
なんとか寝る前のこの時間まで貴之に何も悟られることなくやり過ごせましたが、まるでお預けを喰らったような状態に耐えられなくなっていました。
(明日からは貴之さん休みになるし、週明けまで待つなんて、絶対に無理!)
貴之に気付かれる心配が払拭されたので、安心してオナニーに没頭できると考えた萩子は、淫らな気分を高めるために昼間閲覧していたサイトの記事を読もうと、テーブルに置いていたスマートフォンを手に取ります。表示された待ち受け画面に、悠希から不在着信があったことを示すメッセージがありました。
(寝室に行っている間に、悠希くんから電話?)
こんな時間に何でと思っていると、スマートフォンが振動してまた悠希からの音声着信を知らせました。
萩子は寝室の方向を見上げながら応答のボタンを押すと、小声で呼び掛けます。
「もしもし?」
『萩子さん!良かったー、やっと出てくれた』
悠希の声を聴くのは久しぶりでした。
「ごめんね、ちょっと用事してて。電話なんて、どうしたの?」
『実は、鍵を無くしてしまって家に入れなくて』
「えっ?」
『管理会社に電話しても繋がらなくて。それで、友達に朝まで泊めてもらえないかあっちこっち電話したんですけど、皆断られちゃって』
「松友さんは?」
『真っ先に電話したんですけど、彼女と一緒だからって断られました』
「そうなんだ」
『それで、萩子さんに泊めてもらえないかなって電話したんです』
「それは流石にできないわよ。主人がいるし・・・」
萩子は即座に断りましたが、何かアドバイスできないかと考えます。
(確か、駅前にあるマンガ喫茶は24時間開いていたはず)
「そうだ、駅前のマンガ喫茶に行ってみたらどうかな?」
『そこも考えたんですけど、雨でびしょ濡れになっているので無理かなって』
「ええっ?雨でびしょ濡れって、悠希くん、傘は?」
『ちょうど小雨になってて、すぐ近くのコンビニまでだったので持たずに出たんです。そしたら家に戻る途中でまた雨が強くなっちゃって』
スマートフォンで天気の確認すると、これから更に雨が強くなりそうな予報でした。夜なので、気温も下がってきます。
(こんな天気で朝まで外にいて、もし風邪引いちゃったら・・・。でも・・・)
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