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コンビニバイトの男の子
第9章 雨

【6】
萩子はダイニングの椅子に座ると、開け放したドアの先を見ました。洗濯機の作動音が微かに聞こえてきます。悠希の脱いだ服を洗濯している音で、浴室に悠希がいるという現実を突き付けてきます。
(とりあえず服を乾かして、貴之さんが起きる前に帰そう。その時にまだ雨が降っていたら、傘を貸してあげたらいいし)
萩子は、視線を2階の寝室の方向に向けました。
(それにしても、同じ家の中に貴之さんと悠希くんがいるって、改めて考えると凄い状況よね)
成り行きで仕方なかったとはいえ、夜遅く夫が寝ている時間に不倫関係にある男性を自ら家の中に連れ込んだということに、改めて驚きを感じていました。そんな展開は、今まで読んだ体験談にはありません。
(これで、もし貴之さんが起きてきたら・・・)
そうなったときのことを想像すると、恐怖で胸がどきどきしてきます。その一方で、貴之は起きてこないだろうということも漠然と感じていました。
今年の1月に初めて悠希と肉体関係となってから5月までほぼ毎月セックスをしていましたが、その事に貴之が気がついた様子はありません。
(私が不倫しているなんて、きっと微塵も思ってないんだろうな)
特に前回、2日間悠希とのセックスを満喫した時、躰に残されたキスマークに貴之が気付かなかったことで、これからもばれないだろうという、根拠が弱いながらも萩子の自信になっていました。
(そういえば、あの時の夜に悠希くんと初めて一緒にお風呂に入ったんだっけ)
その時に悠希から施された陰部への愛撫によって、自身の躰に起きた出来事が浮かんできます。
(あれ、漏らしちゃったと思って、すっごく恥ずかしかったな・・・)
それが‘‘’潮吹き‘’だということを悠希から教えられた萩子は、後日スマートフォンで検索してみました。その結果で潮吹きがそれほど珍しいことではなく、体験している人が少なくないことを知り、自分だけじゃないんだと安堵しました。そして、初めて潮吹きを体験した女性のほとんどが、その相手が浮気や不倫相手とのときで、パートナーよりもその男性の前戯が上手かったと書き込んでいました。
(・・・やっぱり、そういうこと、よね)
萩子はダイニングの椅子に座ると、開け放したドアの先を見ました。洗濯機の作動音が微かに聞こえてきます。悠希の脱いだ服を洗濯している音で、浴室に悠希がいるという現実を突き付けてきます。
(とりあえず服を乾かして、貴之さんが起きる前に帰そう。その時にまだ雨が降っていたら、傘を貸してあげたらいいし)
萩子は、視線を2階の寝室の方向に向けました。
(それにしても、同じ家の中に貴之さんと悠希くんがいるって、改めて考えると凄い状況よね)
成り行きで仕方なかったとはいえ、夜遅く夫が寝ている時間に不倫関係にある男性を自ら家の中に連れ込んだということに、改めて驚きを感じていました。そんな展開は、今まで読んだ体験談にはありません。
(これで、もし貴之さんが起きてきたら・・・)
そうなったときのことを想像すると、恐怖で胸がどきどきしてきます。その一方で、貴之は起きてこないだろうということも漠然と感じていました。
今年の1月に初めて悠希と肉体関係となってから5月までほぼ毎月セックスをしていましたが、その事に貴之が気がついた様子はありません。
(私が不倫しているなんて、きっと微塵も思ってないんだろうな)
特に前回、2日間悠希とのセックスを満喫した時、躰に残されたキスマークに貴之が気付かなかったことで、これからもばれないだろうという、根拠が弱いながらも萩子の自信になっていました。
(そういえば、あの時の夜に悠希くんと初めて一緒にお風呂に入ったんだっけ)
その時に悠希から施された陰部への愛撫によって、自身の躰に起きた出来事が浮かんできます。
(あれ、漏らしちゃったと思って、すっごく恥ずかしかったな・・・)
それが‘‘’潮吹き‘’だということを悠希から教えられた萩子は、後日スマートフォンで検索してみました。その結果で潮吹きがそれほど珍しいことではなく、体験している人が少なくないことを知り、自分だけじゃないんだと安堵しました。そして、初めて潮吹きを体験した女性のほとんどが、その相手が浮気や不倫相手とのときで、パートナーよりもその男性の前戯が上手かったと書き込んでいました。
(・・・やっぱり、そういうこと、よね)

