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コンビニバイトの男の子
第9章 雨

「今ここで、ですか?旦那さん居るのに、流石にそれはまずいんじゃないですか?」
「ぐっすり寝てるから、大丈夫」
「ほんとですか?最近の萩子さん、喘ぎ声大きいですよ」
それは萩子自身も自覚しています。
「我慢、するから・・・」
そこで悠希が、お願いされていたことを思い出しました。
「あっそうだ。たしかコンドーム、無いんでしたよね。買ってきてってお願いされてましたけど、こんな状況なんで持ってませんよ」
(そうだった!)
萩子は、これまで1度たりとも避妊せずにセックスをしたことはありませんでした。最初に付き合った人も、貴之とも、結婚前だけで無く結婚後も暫く子供は無しでふたりの生活を楽しみたいと話していたため、貴之はコンドームを付けてしていました。
それが当たり前だったのです。
しかし、そのこともセックスを諦める理由とはなりませんでしした。こういう時のために、基礎体温を記録していたのです。頭の中で、リビングの抽斗に隠しているノートに今朝の体温を記録した時のグラフを思い浮かべます。
(今、無しでも大丈夫な時期だったはず)
避妊せず不倫相手に挿入を許すなどありえないことですが、限界に達した肉欲が正常な判断力を萩子から消し去っていました。
「無くても、大丈夫な日だから」
「萩子さん・・・」
悠希が萩子の肩に手を添えて立ち上がらせると、しっかりと視線を合わせます。
「ほんとにコンドーム無しでいいんですね?」
萩子は、こくんと頷きました。
「でも・・・、やっぱり旦那さんが気になります。ほんとにぐっすり寝てるんですか?」
「うん。睡眠薬も飲んでるし」
「そうなんですか。でも万が一見られたら大変どころじゃないですよ」
「それはそうだけど・・・」
悠希の訪問前に見てはいたものの、こう言われると萩子も不安になってきます。
「萩子さん。すみませんけど、確認してきてもらえませんか?そしたら安心できます」
「わかった。ちょっと見てくる」
足早にキッチンを出て階段を上がり、寝室に向かいました。ドアを細めにそっと開いて、隙間から中を覗きます。オレンジ色の常夜灯のみで薄暗く、貴之の寝ている奥側のベッドはよく見えません。
(明るくしても起きなかったら大丈夫よね?)
「ぐっすり寝てるから、大丈夫」
「ほんとですか?最近の萩子さん、喘ぎ声大きいですよ」
それは萩子自身も自覚しています。
「我慢、するから・・・」
そこで悠希が、お願いされていたことを思い出しました。
「あっそうだ。たしかコンドーム、無いんでしたよね。買ってきてってお願いされてましたけど、こんな状況なんで持ってませんよ」
(そうだった!)
萩子は、これまで1度たりとも避妊せずにセックスをしたことはありませんでした。最初に付き合った人も、貴之とも、結婚前だけで無く結婚後も暫く子供は無しでふたりの生活を楽しみたいと話していたため、貴之はコンドームを付けてしていました。
それが当たり前だったのです。
しかし、そのこともセックスを諦める理由とはなりませんでしした。こういう時のために、基礎体温を記録していたのです。頭の中で、リビングの抽斗に隠しているノートに今朝の体温を記録した時のグラフを思い浮かべます。
(今、無しでも大丈夫な時期だったはず)
避妊せず不倫相手に挿入を許すなどありえないことですが、限界に達した肉欲が正常な判断力を萩子から消し去っていました。
「無くても、大丈夫な日だから」
「萩子さん・・・」
悠希が萩子の肩に手を添えて立ち上がらせると、しっかりと視線を合わせます。
「ほんとにコンドーム無しでいいんですね?」
萩子は、こくんと頷きました。
「でも・・・、やっぱり旦那さんが気になります。ほんとにぐっすり寝てるんですか?」
「うん。睡眠薬も飲んでるし」
「そうなんですか。でも万が一見られたら大変どころじゃないですよ」
「それはそうだけど・・・」
悠希の訪問前に見てはいたものの、こう言われると萩子も不安になってきます。
「萩子さん。すみませんけど、確認してきてもらえませんか?そしたら安心できます」
「わかった。ちょっと見てくる」
足早にキッチンを出て階段を上がり、寝室に向かいました。ドアを細めにそっと開いて、隙間から中を覗きます。オレンジ色の常夜灯のみで薄暗く、貴之の寝ている奥側のベッドはよく見えません。
(明るくしても起きなかったら大丈夫よね?)

