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コンビニバイトの男の子
第9章 雨

悠希の下半身が痙攣し、口内射精をしているのが判る。
「っん!んっん!!」
萩子は声にならない声を出しながら、頭を動かして射精の快感を与え続けた。
「あっあっ、やばい、気持ちいいっ」
悠希の尻臀が収縮と弛緩を繰り返している。
(そんなに気持ちいいのか・・・)
口内射精どころかフェラチオさえ無かった貴之は、目の前で未知の快感を示す反応を羨望のまなざしで見続けた。
萩子が頭の動きを止め、ゆっくりと男根を口から抜き出す。予測していたが、萎えることなく、むしろ力強さをました感さえ漂わせて姿を現した。
(ほんとに逝っても変わらないんだ・・・)
隠し撮り映像で何度も見せつけられたその男根に、もう憎悪も湧かず、ただ敗北感だけが去来した。
「ごめんなさい萩子さん、口に出してしまって。えーと、ティッシュは・・・」
萩子はお尻から手を離し、バスローブの上にぺたんと女の子座りすると、顔を上げる。
「んーん」
きょろきょろしていた悠希に何かを伝えようとする萩子に、貴之は視線を向けた。見上げているため露わになっている喉が動くのが見え、ごくりという音が耳に届く。
(えっ?何を?)
視覚と聴覚から受け取った情報を、脳が理解できない。
「・・・萩子さん、飲んだんですか?」
「だって、出すとこ無いし」
ふたりの会話で、ようやく理解が追いついた。
(精液、飲んだんだ・・・)
会社の後輩の村木と、今回の元凶でもあるアダルト動画を見てから、一時期よく視聴していたため、そういう行為があることを知ってはいた。ただ、あくまでも過激な演出の一環であって、普通の性生活ではしないものと判断していた。
(まさか、シュウが精飲するなんて・・・)
かつて熱心に見ていた女性誌には、精飲について書かれていなかったと記憶している。
(ネットから情報を得たのか。・・・もしかしたら自発的に?)
いずれにしても、貴之が知っている性に奥手な妻の姿ではなかった。
(あのゴールデンウィークで、変わってしまったんだな・・・)
得も言われぬ喪失感を味わう。
「っん!んっん!!」
萩子は声にならない声を出しながら、頭を動かして射精の快感を与え続けた。
「あっあっ、やばい、気持ちいいっ」
悠希の尻臀が収縮と弛緩を繰り返している。
(そんなに気持ちいいのか・・・)
口内射精どころかフェラチオさえ無かった貴之は、目の前で未知の快感を示す反応を羨望のまなざしで見続けた。
萩子が頭の動きを止め、ゆっくりと男根を口から抜き出す。予測していたが、萎えることなく、むしろ力強さをました感さえ漂わせて姿を現した。
(ほんとに逝っても変わらないんだ・・・)
隠し撮り映像で何度も見せつけられたその男根に、もう憎悪も湧かず、ただ敗北感だけが去来した。
「ごめんなさい萩子さん、口に出してしまって。えーと、ティッシュは・・・」
萩子はお尻から手を離し、バスローブの上にぺたんと女の子座りすると、顔を上げる。
「んーん」
きょろきょろしていた悠希に何かを伝えようとする萩子に、貴之は視線を向けた。見上げているため露わになっている喉が動くのが見え、ごくりという音が耳に届く。
(えっ?何を?)
視覚と聴覚から受け取った情報を、脳が理解できない。
「・・・萩子さん、飲んだんですか?」
「だって、出すとこ無いし」
ふたりの会話で、ようやく理解が追いついた。
(精液、飲んだんだ・・・)
会社の後輩の村木と、今回の元凶でもあるアダルト動画を見てから、一時期よく視聴していたため、そういう行為があることを知ってはいた。ただ、あくまでも過激な演出の一環であって、普通の性生活ではしないものと判断していた。
(まさか、シュウが精飲するなんて・・・)
かつて熱心に見ていた女性誌には、精飲について書かれていなかったと記憶している。
(ネットから情報を得たのか。・・・もしかしたら自発的に?)
いずれにしても、貴之が知っている性に奥手な妻の姿ではなかった。
(あのゴールデンウィークで、変わってしまったんだな・・・)
得も言われぬ喪失感を味わう。

