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コンビニバイトの男の子
第10章 耽溺
【7】
12月に入った平日、萩子はリビングにある本棚の前に座り込んで、雑誌の整理をしています。年末の大掃除に向けて、不要な雑誌を早めに片付けておこうと、いつもの家事が済んだ後に始めていました。
本棚から最後の雑誌を取り出した萩子は、パラパラとページを捲って内容を確認した後、側に出来た廃棄する雑誌の山に乗せました。
「これで本棚は終わりね」
その時、萩子のスマートフォンから着信音が聞こえてきました。
(ハルくんからだ!)
悠希とだけやり取りしているメッセージアプリの着信音なので、すぐに解ります。急いで手に取って、アプリを開きました。
《ハル:こんにちは》
《ハル:午後の講義が休講になったので昼ご飯食べに行ってもいいですか》
萩子は、ストックしている食材でふたり分作れるランチメニューを思い浮かべます。
《シュウ:パスタならできるけど》
《シュウ:それで良ければ》
《ハル:ぜんぜんOKです!》
以前、女子会で振る舞って好評だったレシピを思い出しました。
《シュウ:じゃあ美味しいパスタ作るから楽しみにしててね♡》
《ハル:うん♡》
《ハル:お昼ご飯以外も楽しみにしてます笑》
萩子が思わずにやけます。
《シュウ: ハルくんのエッチ!》
《シュウ:わたしも楽しみ♡》
《ハル:何を想像してるの?笑》
《シュウ:もう!いじわる》
《シュウ:早く来てね♡》
《ハル:わかりました♡》
萩子は壁掛けの時計を見て、悠希が来るまでまだ時間があることを確認します。講義の時間は悠希から教えてもらっていました。
「そうだ。ついでに抽斗の中も整理しちゃおう」
不要な雑誌を紐で括って脇に寄せると、抽斗を開けます。
(結構古い雑誌ばかりなのよね。この機会に、捨てちゃおうかな)
入っていた雑誌をまとめて持ち上げます。予想外の重さで落とすように床に置いたため、雑誌の山が崩れて広がりました。
「あ、この雑誌・・・」
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