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獄中婚
第1章 1
日本からアメリカに渡って5年が経った今日、私は新しい生活をスタートすることになった。
時を遡ること6年前、私がまだ日本にいた頃だ。大学を卒業したての私は就活に嫌気がさして夜職に着いた。夜職と言っても風俗やキャバクラではなくてコンカフェ嬢として働いていて人気だったこともあり収入は普通に新卒で働く子より何倍も貰っていたと思う。だけど私の目標は早くこの店から出て昼職について普通の生活を送ることだった。コンカフェ嬢として働く前はまだ若いし5年くらい働いて適当に客と結婚して専業主婦にでもなろうと思ってたけど働いて数ヶ月で私はメンタルがボロボロになった。働いていた店はアイドルをコンセプトにしていて月に数回はステージでオリジナル曲や流行りの曲を披露することもあってその時が1番客が入る時だった、ステージ上で歌いながら踊ってその後握手会とチェキを取ってそれから通常通り席にて客の相手をする。聞いただけならそこまでキツくないと思うだろうけど握手会とチェキ会は嫌がる女の子も多くてステージがある時はいつも欠勤者が増える位に過酷。例えば握手会だったら汗まみれの客の手と恋人繋ぎしないといけないし客によっては抱きついてきたりすることもある、チェキを撮る時だって一緒で抱きしめられたり客が課金してうすいラップ越しにキスしている所をチェキに納めようとするようなきもすぎる客もいる。もちろんそんなシステム作ったり過度なボディタッチを辞めさせない運営にも腹が立つがそういうやばめな客が結局金を落とすから仕方がなかったのかもしれない。やめて数年経つ今でもステージ上からの風景とかキモイ客、逆に神だった客の顔を覚えているものであの時は大変だったなあとしみじみ感じている。そんな早く辞めたいと思いながら働いていた時に客として来ていたのがアメリカに行くきっかけとなった彼氏だった。アメリカから日本に留学してきていて日本の文化が好きだと言って付き合う前、客とコンカフェ嬢の関係だった時からよく色々な県に旅行に行っていた、福岡、大阪、北海道と色々巡っていてよくまた行きたいねーなんて言っていたけど結局再度その地に一緒に行くことはなく別れてしまった。今考えるとお金もあって権力もあって優しくてとあんなに条件の揃ったパートナーはいなかったと感じる。
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