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感情の欠片
第2章 進学

私の方はといえば、バイトを辞め、彼とも別れ、暇を持て余していた。
彼には別れを拒まれ、かなり泣きつかれたが、知ったことではなかった。
「将来を君と考えている」「他に好きな人ができたのか」とか、色々言われたが、ただただ鬱陶しいだけだった。
それでも1年近く経つと、彼にも新しい恋人ができたらしいと、風の噂で聞いた。
おっぱい好きを満たしてくれる彼女なのだろう。
多分。とにかく上手くいってくれればいい。
さて、大学3年も終わりが近づいてきた。
就活の時期が始まった。
何の目標もない私だが、営業職を希望していた。
相手を観察し、望むように動く。
これまで通りの行動が有利に働くはずだと思った。
そして、中堅企業に入社することができた。
一方、カズミはモデル活動を続け、芸能事務所に入ったらしい。
ただ、ミスキャンパスになる前のカズミらしさ……表情豊かだったあの感じが、どこか消えてきている気がした。
今のカズミに、感情の先生としての価値はもうなかった。
彼には別れを拒まれ、かなり泣きつかれたが、知ったことではなかった。
「将来を君と考えている」「他に好きな人ができたのか」とか、色々言われたが、ただただ鬱陶しいだけだった。
それでも1年近く経つと、彼にも新しい恋人ができたらしいと、風の噂で聞いた。
おっぱい好きを満たしてくれる彼女なのだろう。
多分。とにかく上手くいってくれればいい。
さて、大学3年も終わりが近づいてきた。
就活の時期が始まった。
何の目標もない私だが、営業職を希望していた。
相手を観察し、望むように動く。
これまで通りの行動が有利に働くはずだと思った。
そして、中堅企業に入社することができた。
一方、カズミはモデル活動を続け、芸能事務所に入ったらしい。
ただ、ミスキャンパスになる前のカズミらしさ……表情豊かだったあの感じが、どこか消えてきている気がした。
今のカズミに、感情の先生としての価値はもうなかった。

