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感情の欠片
第3章 社会人として
「それで、ぶたれてイッた感想教えてよ」
「うるせぇ! 早く紐解けよ!」
「怖ーい。反撃されちゃうー」
棒読みで煽ると、男は血が上っているようだったが、股間は限界なのか反応していなかった。

「そんなだらしないもので反撃するの?」
試しに男の頬を平手打ちしてみた。
すると、ペニスが急に硬度を増した。

「な……なんだよこれ?」
「あ、ごめんなさい。まさかあなたがドMなんて気づかなかったわ」
再び平手打ちをすると、男はガクガクと痙攣し、水のような透明な液体が流れ出た。

「もしかしてイッたの? 殴られて興奮してイくなんて、恥ずかしくないの?」
「……」
男は何も言わなくなった。

もう拘束を解いてもいいだろう。
シャワーを浴び、わざと男の前で着替えをしたが、何の反応もなかった。
「じゃあね。女をろくに満足させられないドMさん」

……早くアフターピルを手に入れに行かなければ。面倒だ。
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