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感情の欠片
第1章 過去

高校はカズミと同じ進学校に進んだ。
そこそこ名の知れた学校だったけれど、私には関係のない話だった。
将来の夢なんて考えたこともない。
ただ、カズミという「先生」と一緒にいられることの方が、ずっと大事だったから。
でも、転機は訪れてしまうものだ。
1年の夏、カズミの雰囲気が変わった。
それまでは昼食も下校もいつも一緒だったのに、彼女はどこかへ勝手に行ってしまうようになった。
気になって後をつけてみると、2年生の男子と楽しそうに話している姿があった。
今まで見たことのない表情で。
そこそこ名の知れた学校だったけれど、私には関係のない話だった。
将来の夢なんて考えたこともない。
ただ、カズミという「先生」と一緒にいられることの方が、ずっと大事だったから。
でも、転機は訪れてしまうものだ。
1年の夏、カズミの雰囲気が変わった。
それまでは昼食も下校もいつも一緒だったのに、彼女はどこかへ勝手に行ってしまうようになった。
気になって後をつけてみると、2年生の男子と楽しそうに話している姿があった。
今まで見たことのない表情で。

