この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
わたしの日常
第9章 新鮮な野菜
 朝、目が覚めて一日が始まる。階段を下りてお台所へ。朝の陽ざしがさし込んでくる前のひととき。義父はもう日課の散歩に出かけている。

 義父が読んでいった新聞の横に、今朝は、野菜がかごに入れられて食卓に置かれている。義父が世話している庭先の畑でとれたきゅうり、お茄子、トマト。形は悪いけどとれたての新鮮な野菜たち。今年は暑いから野菜のナリもいいようだ。きゅうりとトマトはサラダに、お茄子はお味噌汁の具にと、さっそく朝ごはんに使わせていただく。

 義父は包丁も研いでくれている。研ぎ方が上手なのだろう、野菜に当てるだけで力も入れずに刃がすっと入っていく。わたしが研ぐよりも切れ味が格段に違うから、つい楽しくなって野菜をどんどん切り進めていってしまう。

 大皿にサラダを盛りつけ、具沢山のお味噌汁がひと煮立ちするのを待つ。まだ切り刻まれていないお茄子が一本残っている。浅漬けにでもしようかしら。手に取ってみれば色つやも綺麗。お茄子の紺色は好きな色。ついつい見とれてしまう。

 「おはよう」

 娘が下りてきて、我に返る。

 「うわあ、また、サラダがいっぱい。ま、美味しいからいいけどね」

 好き嫌いがないのは助かる。

 「今日、夏祭りがあるから友だちと一緒に行ってきていいでしょ?」

 そう言えば掲示板にポスターが貼ってあったけど今日からのようだ。
/28ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ