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第24章 自縄自縛

余りの堂々とした話し方に、今まで押していたはずの女性陣も男性陣も驚きが広がった。というより、何を言った？という反応や、ソングを脱ぐ実雅子の様子に慌てる様子も。

脱ぐ瞬間、見逃すまいという強い意志を宿した男性陣の視線と、まさかという驚きと疑いの女性陣の視線が実雅子のめくったスカートの中に集中した。

フラワーのアップリケが付いたソングを脱いだ実雅子。一瞬、見えたデルタ。色白の肌に張り付く濡羽色の陰毛。実雅子の髪の毛とほぼ同じ色の漆黒の毛が濡れて、部分的に光沢を帯びていた。

そして、綺麗に閉じた小陰唇。

瞬間でしかなかったが、男性陣の多くが目に焼き付けた映像、画像だった。『色の白きは七難隠す』とは言うものの、そもそも美形でグラマラスなパーフェクトボディ。そのうえ、色白で、ノースリーブのユニフォームのゴルフウェアから出している上腕も前腕も手首、手の甲なども色白でシミひとつなく、目立つのは予防接種の跡くらい。

同性の紹子や沙織、奏楽、志帆、聖麗那も溜息を吐くほど綺麗な肌。収まりの良い陰毛の生え方。剃り跡もなく、整えているという風でもなく、手入れなしで、今の状態という雰囲気。

　　　　吹き出物や何かの跡が
　　　　残っていることも多い
　　　　デルタ附近の肌なのに
　　　　綺麗・・・。
　　　　ビラビラも
　　　　綺麗に収まっていて、
　　　　色素の沈殿もなく、
　　　　まるで処女みたい。

サランも、聖麗那も、他の女性たちも、見て思うことは同じ。食べたいものを食べて、ダイエットもせずという生活で維持されるパーフェクトボディ。

既婚の紹子は、稼ぎが悪い夫に、

「太ったんじゃないか？」

と、言われることがストレスで、ダイエット中。

沙織も奏楽、志帆も、婚活中ということもあって、自分を綺麗に見せたい一心でダイエット中。

それは、サランも聖麗那も同じ。少しでも綺麗に、見やすくなりたいは、女性の願い。しかし、男性は意外にスレンダーな女性に反応は薄く、実雅子のようなグラマラスボディの女性に反応する現実。

それをヒシヒシと感じる女性陣。早苗も聖子も中年太りを気にしてウォーキング、ヨガだと頑張っていても、上腕は弛み、下腹には贅肉、臀部も垂れて、身体中が引力に負けている状態。