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恵津子の裸(年の離れた妹)
第3章 新しい部屋

僕はレンタカーを返すため、いったんアパートに帰った。そのあいだに新居のガスなど、ライフラインの開通を恵津子がやってくれた。僕がバスで新居に戻ると、時間はもう夕方になっていた。
「兄ちゃん、おかえり!」
インターフォンを押すと妹が笑顔で迎えてくれた。手続きが終わり電気やガス、水道が使えるようになっていた。そしてトイレや洗面所、風呂場がすぐ使えるように、恵津子が準備してくれていた。
「ご飯、いこっ!」
日曜夕方のファミレスは、家族連れでいっぱいだった。しばらく待つあいだ、恵津子はカメラを抱え、いろんなものを写していた。僕はそんな妹を、愛しく見守っていた。
「なんか、落ち着く街だね」
「都心とそんなに離れてないけどね」
夕食を終え帰る道すがら、カメラで風景を撮りながら、兄妹はたわいない会話を続けていた。そしてスーパーで明日の朝食のパンと飲み物、すこしのお酒とつまみを買うと新居に戻った。
「まだ8時だね…」
「えっちゃん、仕事だろw」
まだほとんど何もない新居で、僕たちは何もすることがなかった。しかも妹は明日、7時過ぎには出勤しなければならない。
「じゃあ、えっちゃん…お風呂入ろう!」
「さんせー!w」
妹はすぐに浴室に向かうと、お湯を溜めはじめた。今までよりずっと大きい浴槽は、新居選びの大事なひとつだった。僕は妹の後姿を眺めながら、置いてあったカメラを手にした。
「今日から新しい歯ブラシだよw」
恵津子が嬉しそうに歯ブラシを二本持ち、ひとつを僕に手渡した。そして歯磨きをはじめた妹に、僕はカメラを向けた。
「歯磨き、撮るの?w」
「うん。えっちゃんの全部、撮るよ…」
「えー、恥ずかしいかもw」
そう言って妹は笑いながら、片手で顔を隠した。僕はそんな恵津子を、さまざまな角度で撮りはじめた。妹はシャッターの音に応えるように、顔を隠していた左手を下ろした。
「兄ちゃん、おかえり!」
インターフォンを押すと妹が笑顔で迎えてくれた。手続きが終わり電気やガス、水道が使えるようになっていた。そしてトイレや洗面所、風呂場がすぐ使えるように、恵津子が準備してくれていた。
「ご飯、いこっ!」
日曜夕方のファミレスは、家族連れでいっぱいだった。しばらく待つあいだ、恵津子はカメラを抱え、いろんなものを写していた。僕はそんな妹を、愛しく見守っていた。
「なんか、落ち着く街だね」
「都心とそんなに離れてないけどね」
夕食を終え帰る道すがら、カメラで風景を撮りながら、兄妹はたわいない会話を続けていた。そしてスーパーで明日の朝食のパンと飲み物、すこしのお酒とつまみを買うと新居に戻った。
「まだ8時だね…」
「えっちゃん、仕事だろw」
まだほとんど何もない新居で、僕たちは何もすることがなかった。しかも妹は明日、7時過ぎには出勤しなければならない。
「じゃあ、えっちゃん…お風呂入ろう!」
「さんせー!w」
妹はすぐに浴室に向かうと、お湯を溜めはじめた。今までよりずっと大きい浴槽は、新居選びの大事なひとつだった。僕は妹の後姿を眺めながら、置いてあったカメラを手にした。
「今日から新しい歯ブラシだよw」
恵津子が嬉しそうに歯ブラシを二本持ち、ひとつを僕に手渡した。そして歯磨きをはじめた妹に、僕はカメラを向けた。
「歯磨き、撮るの?w」
「うん。えっちゃんの全部、撮るよ…」
「えー、恥ずかしいかもw」
そう言って妹は笑いながら、片手で顔を隠した。僕はそんな恵津子を、さまざまな角度で撮りはじめた。妹はシャッターの音に応えるように、顔を隠していた左手を下ろした。

