この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
誰にも言えない、紗也香先生
第8章 審判不在

「はっ、ん……ぁ……」
「ん、ふ……サヤ……」
呼吸の音さえ、ひとつになっていく。
腰の動き、揺れる胸、震える手のひら。
肌と肌の熱が、ひとつの楽器のように交わり、
互いの奥深くで、同じ痛みと、同じ甘さが育っていく。
やがて、
「は……っ、ん……くぅ……」
「ぁっ……! もう、もう……!」
そして——
「んんん……っ♡♡♡」
ふたり同時に、長く、甘い吐息。
頭を深く垂れ、四つん這いの姿勢のまま、
ベッドにうつ伏せに崩れ落ちる。
静寂の中、ベッドだけが、なお小さく揺れていた。
アリスは、しばし動けなかった。
手帳を開いたまま、固まったようにふたりを見ている。
「……あ、あの……これは……」
困惑するメイド姿の審判官。
だが、私とリザは息を整えると、視線だけで合図を交わした。
「…………」
「え?」
その瞬間——!
「ふふ……っ」
「アリス、逃げられないよ」
ふたり同時に、アリスのスカートの端とエプロンの紐を掴む。
その動きは、まるで風に溶ける魔法のようにしなやかで——
白い布がふわりと宙を描き、次の瞬間、メイド服がアリスの身体から解かれていた。
「……っ!? ま、待って、それは……」
戸惑うアリスの声を背に、
リザが微笑み、私がそっと囁く。
「“勝負なし”の、特別ルール、ね?」
アリスの頬がほんのり染まり、
その姿が、まるで新たな勝負の始まりを告げるようだった——。
「ん、ふ……サヤ……」
呼吸の音さえ、ひとつになっていく。
腰の動き、揺れる胸、震える手のひら。
肌と肌の熱が、ひとつの楽器のように交わり、
互いの奥深くで、同じ痛みと、同じ甘さが育っていく。
やがて、
「は……っ、ん……くぅ……」
「ぁっ……! もう、もう……!」
そして——
「んんん……っ♡♡♡」
ふたり同時に、長く、甘い吐息。
頭を深く垂れ、四つん這いの姿勢のまま、
ベッドにうつ伏せに崩れ落ちる。
静寂の中、ベッドだけが、なお小さく揺れていた。
アリスは、しばし動けなかった。
手帳を開いたまま、固まったようにふたりを見ている。
「……あ、あの……これは……」
困惑するメイド姿の審判官。
だが、私とリザは息を整えると、視線だけで合図を交わした。
「…………」
「え?」
その瞬間——!
「ふふ……っ」
「アリス、逃げられないよ」
ふたり同時に、アリスのスカートの端とエプロンの紐を掴む。
その動きは、まるで風に溶ける魔法のようにしなやかで——
白い布がふわりと宙を描き、次の瞬間、メイド服がアリスの身体から解かれていた。
「……っ!? ま、待って、それは……」
戸惑うアリスの声を背に、
リザが微笑み、私がそっと囁く。
「“勝負なし”の、特別ルール、ね?」
アリスの頬がほんのり染まり、
その姿が、まるで新たな勝負の始まりを告げるようだった——。

