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好色なる一族2
第2章 事件

川畑のり助とは太陽新聞の政治記者で、官房長官時代の大五郎に惚れ込み、「次期総理・大岩大五郎」を出版してベストセラーにもなった。政界を引退して3年、音沙汰のなかったのだが何だろうと大五郎は思った。そうか・・・総裁選のことか。
大五郎が松の間に入ると、のり助は憔悴しきった様子だった。よれよれのジャケットを着て髭を生やし髪はボサボサだ。
「どうした、何かあったのか?」
大五郎はのり助の正面に座った。
「先生、もうダメです」
「どうした?」
「レイプして、相手に刑事告発されました。昨日、任意の聴取があったのですが、逮捕は時間の問題です」
「相手というのは?」
「太陽新聞の記者希望の大学4年生です」
「何でまた?ダメじゃないか」
「わかってます。でもつい・・・」
「とにかく、詳しく話してみろ」
大五郎が松の間に入ると、のり助は憔悴しきった様子だった。よれよれのジャケットを着て髭を生やし髪はボサボサだ。
「どうした、何かあったのか?」
大五郎はのり助の正面に座った。
「先生、もうダメです」
「どうした?」
「レイプして、相手に刑事告発されました。昨日、任意の聴取があったのですが、逮捕は時間の問題です」
「相手というのは?」
「太陽新聞の記者希望の大学4年生です」
「何でまた?ダメじゃないか」
「わかってます。でもつい・・・」
「とにかく、詳しく話してみろ」

