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好色なる一族2
第3章 圧力

時計は18時をちょっと回っていた。小五郎は慌てて服を着た。
「どうしたの?」
「ちょっと待ってて」
小五郎は部屋を出た。廊下から大五郎に電話した。実はホテルに入る前に大五郎から電話がきて、川畑が今日帰国するのから警察の動きを教えてくれと頼まれていたのだ。だが笑子への性欲が勝り後回しになっていた。
小五郎は大五郎に電話して事情を話した。
「どうする、親父?20時ならもう1課の連中は成田に向かっているはずだ」
「わかった。警視庁に知り合いがいるからそっちから押さえる」
大五郎は警視総監の荒木義親に電話して逮捕を止めさせた。実は荒木は大五郎に借りがあった。1年前の荒木の警視総監就任に一役買っていたのだ。
「大岩の頼みなら聞かないわけにはいかないな」
荒木は笑いながら電話を切り、A警察に圧力をかけて成田に向かった1課の連中を呼び戻した。逮捕状は執行されなかった。
「どうしたの?」
「ちょっと待ってて」
小五郎は部屋を出た。廊下から大五郎に電話した。実はホテルに入る前に大五郎から電話がきて、川畑が今日帰国するのから警察の動きを教えてくれと頼まれていたのだ。だが笑子への性欲が勝り後回しになっていた。
小五郎は大五郎に電話して事情を話した。
「どうする、親父?20時ならもう1課の連中は成田に向かっているはずだ」
「わかった。警視庁に知り合いがいるからそっちから押さえる」
大五郎は警視総監の荒木義親に電話して逮捕を止めさせた。実は荒木は大五郎に借りがあった。1年前の荒木の警視総監就任に一役買っていたのだ。
「大岩の頼みなら聞かないわけにはいかないな」
荒木は笑いながら電話を切り、A警察に圧力をかけて成田に向かった1課の連中を呼び戻した。逮捕状は執行されなかった。

