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わたしの妄想日誌
第7章 夏休み

夏休み前、最後のホームルーム。先生が黒板にチョークで『日課表の作成』と書いた。
「『お休み』は自分の自由になる時間が増えますけれど、それだけきちんと自己管理することが求められます。高校受験に向けて、この夏休みをどれだけきちんと過ごせるかが大事ですから、日課表を作って規則正しい生活をおくりましょう。しっかり考えて作りましょうね」
先生が『日課表』というタイトルのプリントを配って、みんな作成開始。『やらなければいけないこと』を書き出す欄がある。
やらなければいけないことはいっぱいある。宿題だけでも読書感想文、自由研究、ワークブック…。部活もあるし学習塾の夏期講座も…。いっぱいあり過ぎて忙しいな。先生の言う通り、夏『休み』なんて名前だけ…なんて思ってしまう。
「やらなければいけないことをちゃんとやれるように『人間の三欲』の時間もしっかり確保してくださいね」
そうそう、『人間の三欲』。この前のホームルームで話し合った。順位をつけるとしたら…という話になったら、食欲に手を挙げた人がクラスの半分くらい。睡眠欲も同じくらいだった。性欲には、全員が手を挙げて、お互いに顔を見合わせてクスクス笑ってる。
「『お休み』は自分の自由になる時間が増えますけれど、それだけきちんと自己管理することが求められます。高校受験に向けて、この夏休みをどれだけきちんと過ごせるかが大事ですから、日課表を作って規則正しい生活をおくりましょう。しっかり考えて作りましょうね」
先生が『日課表』というタイトルのプリントを配って、みんな作成開始。『やらなければいけないこと』を書き出す欄がある。
やらなければいけないことはいっぱいある。宿題だけでも読書感想文、自由研究、ワークブック…。部活もあるし学習塾の夏期講座も…。いっぱいあり過ぎて忙しいな。先生の言う通り、夏『休み』なんて名前だけ…なんて思ってしまう。
「やらなければいけないことをちゃんとやれるように『人間の三欲』の時間もしっかり確保してくださいね」
そうそう、『人間の三欲』。この前のホームルームで話し合った。順位をつけるとしたら…という話になったら、食欲に手を挙げた人がクラスの半分くらい。睡眠欲も同じくらいだった。性欲には、全員が手を挙げて、お互いに顔を見合わせてクスクス笑ってる。

