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わたしの妄想日誌
第11章 演奏会
 知り合いのおじさんに何回か楽器の演奏を披露したのですが、気に入ってくれたおじさんが、自分だけ鑑賞しているのはもったいないから、是非、お友達にも鑑賞させたいとおっしゃってくださいました。

 少し恥ずかしかったのですが、ちょっとした演奏会みたいなことをすることになりました。普段は学校は6時限まであって、その後部活動もあるのですが、定期テストの間は授業も部活動もお休みになるので、試験期間の最終日の学校帰りにおじさんのお宅で演奏させていただくことになりました。

 わたしが楽器演奏に興味を持ち始めたのは2年くらい前からで、いつもお家で練習しています。一度だけ、学校の帰りにふとそんな気持ちになって、人のいなさそうなところでちょっとだけ演奏してみたことはありましたが、すごくドキドキしてすぐにやめてしまったことがありました。

 練習は、一応、ほとんど毎日しています。部活動でからだが疲れていても、練習だけはちゃんとしてから寝るようにしています。熱中すると周囲のことを忘れてしまいそうになるので、音が漏れて家族に迷惑をかけたりしないように気を付けています。始めた頃はひとりで練習していましたが、おじさんと知り合いになってからは、おじさんもいろいろ詳しいことがわかって、技法とかを教えてもらったりしています。一緒に演奏することもあります。

 『こんな感じに構えるといいんじゃないかな』

 おじさんは演奏に関する本もいっぱい持っていて、お手本になりそうな写真や文章を探しては見せてくれます。

 「いい音色だね。その調子」

 いい音が出るとおじさんは褒めてくれるのでうれしくなります。

 「こういうことができると、〇子ちゃんはきっと素敵な大人の女性になれるね」

 演奏が終わるとおじさんはそう言って頭を優しく撫でてくれます。

 …そんなことを思い出しながら、演奏会の前の晩、わたしはお部屋で最後の練習をしました。そしてわたしはいつの間にか眠ってしまっていました。そのまま演奏会の日を迎えました。

 朝から少しそわそわしていて、あまり落ち着きませんでした。テストは2科目ありましたが、どちらも得意科目だったので、半分くらいの時間で答えを書き終えると、あとは、演奏会のことばかり考えていました。放課後、学校を出ておじさんのお宅へ向かいました。
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