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JKの相手はおじさん。それはそれでいいようだ。
第4章 ヤバいはいい意味。
 「なにこれ、パイプカットってヤバくない」和は検索してパイプカットの意味を理解したようだ。だが野木世代だとヤバいはピンチやトラブルなど、困ったときに使う言葉だ。しかし最近ではヤバいはチャンスや、いい場面。いいことがあるとヤバいという。「これは、もう店長にこどもができない。そういうことでしょ」
 「そういうこと。それくらい自分のこどもが欲しくないんだよな。他人のこどもはかわいいと思うけど自分のこどもはね。」
 「なんで他人の子が可愛くて自分のこどもが可愛いの逆でしょ」

 「店長ってカノジョがいたとき、どこでエッチしてたの」
 「どこでとは」
 「自分の家かラブホ。相手の部屋」
 「車とか公衆トイレとか多かったな」
 「もう、ふざけないでよ」和は冗談だとわかってくれた。手を叩いて大爆笑している。
 「ふざけてるのはそっちだろ。アルバイトが店長に、そんなこと訊くか」野木も笑って答えた。
 「この辺のラブホどこがいい」
 「また、すごいこと訊くな。京急の先に信号渡ったとこにあるだろ。あそこに行くなら小石川町のほうがいいと思う」
 「なんで」
 「あそこは地元の人が働いてる。万が一だけど顔ばれしたくないだろ。小石川町のラブホ街にしたほうがいい。プールがある部屋もあるみたいだぞ」
 「へぇ~」和がニコッと笑って。「小石川町ならどこのホテルがいいかな」
 「ネットで調べろ」
 「今からいっしょに行かない」
 「はぁ」
 「ラブホ。小石川町の」
 「なにしに」いっしょに行く意味はわからない。
 「カレシとラブホに行く前の予行演習」
 「本気でいってるのか」和は笑って頷いた。野木が吸っていたタバコを灰皿に捨てる。落雷が轟いた。小雨だった雨が激しくなった。

 「ママは今日、夜勤だから、朝まで平気だし」和を面接したのは野木だ。母子家庭で母親は看護師をしている。それは訊いていた。

 「じゃあ行くか」それ本気にしたんですか。馬鹿じゃない。そうなると思ったが。
 「変なことはしたらみんなにいうからね」冗談ではないようで釘を刺された。だから野木はタクシーを呼んだ。

 小石川町の駅前まで。タクシーの運転手に告げた。ふたりとも会話はなく小石川町の駅前で降りた。

 「ちょっとだけ歩くよ」野木が歩いた。和が付いてくる。五分もせずにラブホ街がある。
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