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JKの相手はおじさん。それはそれでいいようだ。
第5章 眼の前のラブホ。

ラブホ街のネオンが眼にはいるが人気はない。恋人といる、不安だからだろうか和は野木の腕を組んできた。野木はうれしさよりもミスに気付いた。和は学校の制服を着ている。いつも学校帰りにシフトにはいる。水色のブラウス。紺がメインで茶や赤に白のラインがはいったミニスカート。見ようによればおしゃれな服装だが、どう見ても制服だ。
「ねぇ、どこのホテル。プールがあるのは」
「和、その前に無理だ。制服でラブホにはいれない」
「これ見てよ」和がスマホを見せる。和に見せられたスマホには、小石川町で制服でもはいれるラブホが羅列されていた。和はタクシーの中でスマホを弄っていた。小石川町のラブホ状況を調べていたようだ。
「こんなのしんじれるのか」野木が鼻で笑う。
「ここまで来たんだよ」ラブホ街に女を連れてきた男のようにいう和のいいかた。笑ったら怒るだろう。「この、Maraga Knight Hotel 。マラガナイトホテルか、ここなら制服ではいれれるみたいだな」
「行こうよ。でも、マラガナイトホテルって、どういう意味なんだろ」
「Maragaはスペインの街の名前。Knightは騎士。Hotelはホテルだから。スペインの騎士のホテルっていうことなのかな」
「店長スペイン語わかるんですか」
「あった」ふたり同時に気づいた。Maraga Knight Hotel 。の看板。
「なんかさいしょにあったぼろいとこは無理かなって思ったんだけど、めっちゃおしゃれじゃない」野木もまったくおなじことを思った。さいしょに眼にはいったラブホは明かりはついていたが営業しているのか閉鎖してるのかわからないくろいぼろかった。しかしMaraga Knight Hotel 。はおしゃれな西洋風の建物だ。
「行こうよ」和がいう。本気でいってるのか、もういいだろ。ここまでだ。ほら帰るぞ。野木はいわなかった。腕を組んだまま入口の自動ドアをくくった。室内の部屋の写真。部屋番号。希望する部屋を選べる。
「なにこれ」それも和はわからかったようで。
「暗いところは入室中。明るいところの部屋は空いている。選べるんだ」
「ここがいい」迷うことなく和が406号室のパネルにあるボタンを押した。パネルが点滅した。野木はエレベーターに足を向けた。
「ねぇ、どこのホテル。プールがあるのは」
「和、その前に無理だ。制服でラブホにはいれない」
「これ見てよ」和がスマホを見せる。和に見せられたスマホには、小石川町で制服でもはいれるラブホが羅列されていた。和はタクシーの中でスマホを弄っていた。小石川町のラブホ状況を調べていたようだ。
「こんなのしんじれるのか」野木が鼻で笑う。
「ここまで来たんだよ」ラブホ街に女を連れてきた男のようにいう和のいいかた。笑ったら怒るだろう。「この、Maraga Knight Hotel 。マラガナイトホテルか、ここなら制服ではいれれるみたいだな」
「行こうよ。でも、マラガナイトホテルって、どういう意味なんだろ」
「Maragaはスペインの街の名前。Knightは騎士。Hotelはホテルだから。スペインの騎士のホテルっていうことなのかな」
「店長スペイン語わかるんですか」
「あった」ふたり同時に気づいた。Maraga Knight Hotel 。の看板。
「なんかさいしょにあったぼろいとこは無理かなって思ったんだけど、めっちゃおしゃれじゃない」野木もまったくおなじことを思った。さいしょに眼にはいったラブホは明かりはついていたが営業しているのか閉鎖してるのかわからないくろいぼろかった。しかしMaraga Knight Hotel 。はおしゃれな西洋風の建物だ。
「行こうよ」和がいう。本気でいってるのか、もういいだろ。ここまでだ。ほら帰るぞ。野木はいわなかった。腕を組んだまま入口の自動ドアをくくった。室内の部屋の写真。部屋番号。希望する部屋を選べる。
「なにこれ」それも和はわからかったようで。
「暗いところは入室中。明るいところの部屋は空いている。選べるんだ」
「ここがいい」迷うことなく和が406号室のパネルにあるボタンを押した。パネルが点滅した。野木はエレベーターに足を向けた。

