この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
幸せのカタチ
第6章 連休

そう、思っていたのだ。
そのホテルの名は“ホテルシードット横浜港北”と言うところだった。
そのラブホのWEBサイトを私も見てみた。
確かにそのホテルは予約して泊れるようだったのだ。
ホームページを見ても、とてもラブホには見えなかった。
女子会などにも使えると書いてある。
アメニティグッズも充実していてドリンクバーもあると書いてあった。
宿泊も7,000円からの様でとても安いと感じてしまう。
普通のビジホでも大人二人で7,000円では泊まれない。
私は少しワクワクしてきた。
「じゃ、ホテルはマサさんに任せるわ…」
「うん、俺もこのホテルシードット港北が良いと思うから予約取るよ…」
そんな会話があり、連休明けの月曜日にこのホテルの予約を取ってくれた。
その日の夜の電話で雅紀はこう言った。
「デラックスBの部屋にしたよ…」
「デラックスBって宿泊10,900円よね?」
「そうだね、安いと思うよ…それも朝食付きだよ…」
「え?ラブホで朝食も付くの?」
「うん、宿泊の目的を観光にしたら朝食が付いたんだよ…」
「すごーい!!…」
こうして、私たちは7月にホテルシードット港北に泊まる事になった。
かなり部屋も広いらしい。
今からとても愉しみだったのは言うまでもなかった。

