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幸せのカタチ
第6章 連休

私は別に構わないと思ったのでこう言ったのだ。
「いいわ、一緒にラブホに泊まるわ…」
それは雅紀と一夜を共にしても良いと言う事でもあった。
雅紀が電話の向こうで喜んでいるのを感じた。
「ホテルは俺が探すからね…でも、未来さん知ってるラブホとかある?」
私はかなり昔に行った事があるラブホを思い出していた。
そのラブホは大きなジャグジーがあり、サウナも付いており露天風呂もあるホテルだった。
部屋にはダブルベッドが二つ置いてあり部屋もかなり広かったのを覚えている。
そのホテルは港北インター近くにあるラブホだった。
「港北インター近くにあるラブホなら知ってるけど?」
「港北インターか…探してみるね…」
そう言うと雅紀はタブレットで横浜の港北インター近くのラブホを検索している様だった。
雅紀は横浜には妙に詳しかったのだ。
それは、その昔叔母が横浜に住んでいて子供の頃に良く横浜に遊びに来ていたという。
なので、横浜には詳しかったのだ。
「未来さん、何だか凄くいいホテルがあるみたいだよ…」
「凄くいいホテル?」
「そうだよ、予約できるんだ…」
「え?ラブホなのに予約して泊れるの?」
「うん、そうみたいだよ…」
私はちょっと驚いてしまう。
最近のラブホはそんなにも変わったのか。

