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幸せのカタチ
第9章 お鍋

私はちょっと不安になってそう聞いたのだ。
飲み会だとするとその日の夜の電話はできなくなる。

「来月の第二金曜日の13日だよ…」
「じゃ、13日は電話は無理なのよね?」

ちょっと哀し気にそう言ったのだ。
すると雅紀はこう言ってくる。

「大丈夫だよ、翌日の土曜日に沢山話せばいいじゃない?」
「そ、そうね…」

「そうだ、飲み会の鍋はキムチ鍋にしようかなぁ…」
「今の季節だとキムチ鍋だったらいいと思うわ…」

「未来さんもそう思う?」
「うん…」

そうは言ったものの、やはり淋しさを感じていた。
私は毎晩雅紀と電話をすることが習慣になってしまったのだ。

電話で話せないと何となく落ち着かなかった。
さて、13日の夜はどの様にして過ごそうか。

そんな事を考えていた。
雅紀と同じ新潟に住む香織と電話が繋がればいいのだが。

でも、香織も最近体調を崩しがちでなかなか電話にも出られなかったのだ。
香織と電話が出来ないとなるとYouTubeでも観て夜を過ごすしかなかった。

私も雅紀と同じく、毎晩の電話は本当に愉しく嬉しいものだったのだ。
7月に会えるのを愉しみにしていたのは言うまでもない。

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