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幸せのカタチ
第11章 横浜移住計画

すると、また雅紀は検索し始める。
そして、こう叫んだ。
「あー!!確かに藤が丘は安い物件が多いね…」
「そうでしょう、アパートも安いのよ…」
「でも、駅近で5,000万だって!!」
「え?マジで?駅近だから高いのかも知れないわ…」
「そうだよね…」
雅紀は本気で横浜に移住してきたい様だったのだが私はちょっと急ぎすぎではないかとも思っていた。
「マサさん、そんなに急がなくてもいいんじゃない?」
「そうだね…」
「実際に7月に私と会ってみてから決めてもいんじゃない?もしかしたら、実際に私と会ってみて気が合わないかも知れないし…」
すると、雅紀はこう言うのだ。
「それは、あり得ないよ…こうして毎日電話で話しをしていて、俺は本当に未来さんの声を聞くと落ち着くし、ビデオ通話で顔をみると気持ちが和むんだよ…」
「そ、そうなの?」
「そうだよ…俺は未来さんと一緒に暮らしたいんだ…」
私はそれを聞いてちょっと聞いてみたのだ。
「それって、プロポーズ?」
すると、電話の向こうで苦笑いをしている様だった。
そして、こう言ってくる。

