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幸せのカタチ
第11章 横浜移住計画

確かに、同じ横浜市だったらちょくちょく会えるだろう。
でも、現実にそうなるのだろうか。
ちょっと不安になったのは言うまでもなかった。
それに、横浜市は意外と広いのだ。
雅紀は笑いながらこう言う。
「横浜に移住して、未来さんを拉致して家に連れて来る…そして、餅子と団子と遊んで貰うよ…」
私はそれを聞くとおかしくなって笑ってしまう。
すると、雅紀はまたタブレットで検索を始める。
そしてこう言うのだ。
「築、30年の中古物件で4,000万だって!!」
「え?場所はどこ?」
「田園都市線のたまプラーザだって…」
「たまプラーザは高いわよ…」
雅紀は非常に驚いている様だった。
今、雅紀が住んでいる自宅は3,000万くらいで建てたと聞いていた。
築、24年らしい。
横浜市内で5LDKの間取りだと、下手をすると1億くらいはするだろうと思った。
それを考えると妙高市はとても安く家が買えるのだと思ってしまった。
私は雅紀にこう言ったのだ。
「たまプラーザとか青葉台とかはとても高いと思うわ…」
「じゃ、どこら辺が安いんだろう?」
「そうね、藤が丘辺りは安いと思うわよ…市が尾は少し高いかも?」

