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幸せのカタチ
第12章 クロちゃん
私はその昔、クロちゃんと言う名の黒猫を飼っていた。
男の子だったのだが、とても甘えん坊な可愛い猫だった。

クロちゃんはいつ頃我が家に来たのだろうか。
あれはまだ、倫也と付き合っていた頃だ。

今から確か19年前だった様に思う。
その当時、私は平屋の一軒家に住んでいた。

その平屋の裏の細い道に捨てられているのを私が拾ってきたのだ。
拾った当時はまだミルクが必要なくらいに赤ちゃん猫だった。

そこから、クロちゃんとの生活が始まったのだ。
当時、先住のワンちゃんのチョビちゃんがいたが、クロちゃんとチョビちゃんはとても仲良く育った。

そんなチョビちゃんも9年前の4月22日に虹の橋を渡った。
そして、クロちゃんはその5年後の8月25日に同じように虹の橋を渡って行った。

チョビちゃんも、クロちゃんも15年9か月の犬生と猫生だった。
今、チョビちゃんとクロちゃんは横浜市の「横浜聖地霊園・動物供養墓“虹の橋”」のお墓にいる。

歴代の猫のリュウやモモやわんこのチョビやクロちゃんの話しなども雅紀と良く話していたのだ。
そんな、久しくクロちゃんたちのお墓参りに行っていないと思っていた頃だった。

雅紀からこんなことを言われた。

「今度、クロちゃんたちのお墓参りに行かない?」
「え?何で?」

「確か、3年前に未来さんからお墓参りに行きたい…って俺は言われてたんだよ…」
「え?私、そんな事言ったかしら?」

「うん、言ったよ…」

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