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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第15章 家族旅行(1)
「えっ……」


 本当のことって……まさか大翔お兄ちゃんと私がセックスしてることを言うの? まさかお父さん、あのボイスレコーダーを静江さんに聞かせたんじゃ……。


「本当のことっていうのは、陽菜との関係のことじゃないよ。ただ家族旅行に来てるだけなんだから、素直に話せばいいだろう」


 お父さんは私の顔から考えを読み取ったのか、そう答えた。


「……わかったよ、電話してくる」


 大翔お兄ちゃんはそう言うと、テントから出て行った。


「お父さん……。あのボイスレコーダー……、静江さんに聞かせたわけじゃないんだよね?」


 観覧車で言っていたこと……。


「ああ、あれは……陽菜を煽るために、つい言ってしまったんだよ。ボイスレコーダーはもう消したよ」

「そうなんだ……、良かった……」

「あの時は怖かっただろう? 私も少しやりすぎたと反省したよ。陽菜の気持ちを試すようなことをしてしまって、すまない」

「じゃあ今は……、お父さんは満足してるの? 私の代わりに、静江さんを辱めようとか思ってない?」


 私がそう質問すると、お父さんは「そうだね、陽菜で満足しているよ」と答えてくれた。






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