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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第16章 家族旅行(2)
 だから、しっぺ返しが来たんだ。私が大翔お兄ちゃんの家族をも壊したから……。


「陽菜、お前はいらない子だよ」


 お父さんの声が聞こえる。これは現実?


「陽菜さえいなければ、うまくいってたのに」


 大翔お兄ちゃんの声が聞こえる。


「お前……いい加減、俺たちに依存するなよ」


 真人お兄ちゃんの声が聞こえる。


「私、お義父さんの子種が欲しいの。だから邪魔しないでね」


 静江さんの声が聞こえる。



「やだっ……やだよ……! お父さん……捨てないで! 大翔お兄ちゃん、ごめんなさい! 真人お兄ちゃん、嫌いにならないで!」


 お父さんも大翔お兄ちゃんも真人お兄ちゃんも、私から離れていく。


「待って……、お父さんっ……、お兄ちゃんっ……」


 追いかけないといけないのに、足が動かない。何かに引っ張られていて動けない。



 その時、フワッと身体が浮くような感じがした。誰かに抱かれている感じ……。


 誰? なんだか安心する……。
 私の涙を拭ってくれる……。
 私の手を握ってくれている……。


 温かい……、ずっとここにいたい……。






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