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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第19章 二人の関係
「……っ……」


 今更になって、私の手は小刻みに震え始めた。


 あの人……どうして私を尾行しているの? また大翔お兄ちゃんと会っていないか確かめるため? 先生と一緒にいるところ、撮られてないよね?


 怖い……。本当は今すぐにでもお父さんに全てを話したいけど、静江さんの邪魔をしたら、お父さんの立場が危うくなってしまう……。真人お兄ちゃんも、大翔お兄ちゃんも、みんなの幸せが壊れてしまう……。


「あら、あなた、具合悪いの? 大丈夫?」

「……っ……」


 顔を上げると、日傘を差した中年女性が私の顔を心配そうに見つめていた。


「ここだと日が当たるから、日陰に行ったほうがいいわよ?」

「あ……そうですね……」


 私は考え事をしていて、ずっと日に当たっていることを忘れていた。


「熱中症にならないように気をつけてね」


 見知らぬ人に優しくされて、じわっと目に涙が溢れそうになった。




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